ナイアシン(ニコチン酸)

 ナイアシン(ニコチン酸)の働き・効能

ナイアシンはビタミンB群の一種で、ヒトの体内においては必須アミノ酸であるトリプトファンからも合成されます。トリプトファン60mgからナイアシン1mgが作られます。

ナイアシンは、ニコチン酸とニコチンアミドの総称で、動物性食品から植物性食品まで幅広く含まれています。

ナイアシンはというビタミンは、タンパク質や脂質、糖質などの代謝の補酵素として必要不可欠なビタミンです。
さらに、二日酔いのもとになるアルデヒドを分解するときに必要とされたり、皮膚の機能を正常に保ったり、脳神経の働きを助ける、といった効果も発揮しています。

 

過剰摂取と不足

もしナイアシンが欠乏した場合は、ペラグラという皮膚病になってしまいます。これが悪化した場合は胃腸障害や精神障害もでてきます。

ペラグラ皮膚炎とは、日に当たる部分にでき、日焼けがひどくなったような症状になり、水泡ができ後にひび割れになります。アルコール中毒患者のヒトに見られることがあります。

過剰摂取は、血管が拡張して皮膚が赤くなったり、嘔吐や下痢などの消化管の病気、肝機能障害などが起きます。

 

1日の摂取量・摂取基準

成人男性14~15mgNE、成人女性11~12mgNEです。(授乳婦は+3を付加)

上限は250(65)~350mg(85mg)です。

※NEとはレチノール当量(ビタミンAの効力をレチノールに換算したもの)

 

ビタミンB2の上手なとりかた

特に魚やレバー、肉に豊富に含まれています。魚や肉はナイアシンの合成原材料となるトリプトファンも多く含まれているので、なおさら有効です。

熱に強い特徴がありますので、バランスの良い食事をしていれば欠乏することはありません。

 

ビタミンB2を多く含む食材

レバー、魚、肉、などに多く含まれます。そこで、ナイアシンの含有量が多い順に並べてみましたので参考にしてください。

  1. たらこ(40g)・・・19,8mg
  2. カツオ(100g)・・・1,90mg
  3. ムロアジ(80g)・・・12,2mg
  4. まぐろ(80g)・・・11,4mg

 

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