硫化アリル

硫化アリルとは

硫化アリルとは、玉ねぎやにんにくに多く含まれる成分で、切ったときの刺激臭が独特です。

生のたまねぎやにんにくに含まれるアリシンと、つぶしたり加熱したときに酵素が作用してできるアリシンがあります。どちらも強い抗酸化作用があります。

アリシンはビタミンB1と結合するとアリチアミンに変化し、ビタミンB1の疲労回復効果が持続します。

水には溶けませんがアルコールには混和する特徴があります。

 

常温ではニンニク様の臭いのある無色透明の液体。刺激性。水に不溶だが、アルコール・エーテル・クロロホルム等と混和する。

引用先:wikipedia-硫化アリル

 

硫化アリルの働き・効能

硫化アリルは、血液をサラサラにすることによるり、血栓防止効果があります。
又、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすので、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞を防ぐ効果もあります。

さらに、免疫力を高めガンの発生を予防する効果、発ガン物質の生成を抑える効果、殺菌効果、ビタミンB1の吸収を助け疲労回復を助ける効果もあります。

 

硫化アリルの毒性

硫化アリルが含まれるのはたまねぎなどですが、これは人間が食べても特に問題ありません。

ただし、ペットとして飼われている犬や猫には有害成分です。犬や猫には、硫化アリルを分解する酵素を持っていないのです。

食べると、貧血や黄疸などの「タマネギ中毒」を起こします。

 

タマネギ中毒(タマネギちゅうどく、onion poisoning)とは、タマネギなどの摂食を原因とするイヌ、ネコやウシなど反芻動物の食中毒のことである。

引用先:wikipedia-タマネギ中毒

 

硫化アリルの上手なとりかた

硫化アリルの刺激成分は、生の状態で切ったときに最も発揮されます。

水に溶けやすいので、できるだけそのまま摂るようにしましょう。酢や醤油などの調味料を利用すると刺激をやわらげることができます。

 

 硫化アリルを多く含む食品

たまねぎやにんにく、わけぎ、らっきょう、にら、等に多く含まれます。

 

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