きくらげ(木耳)はキクラゲ科キクラゲ属のキノコです。
広葉樹などの枯木に自生します。色は形は暗褐色、薄いヒダのような形をしています。
加熱するとコリコリしたようなクラゲのような歯応えになります。そのため木に生えるクラゲということでこの名前が付けられたとか。
きくらげの種類は黒きくらげと白きくらげがある。生のもの乾燥したものが流通しています。
きくらげの別名
「ユダの耳」と欧米では呼ばれる。
ユダはイエスキリストの弟子のうち特に選ばれた12人の1人。イエスキリストを裏切ったことで歴史上は知られる。
ユダの耳と呼ばれるのはユダが首を吊った木から生えたという伝承に基づくとのこと。
その木は「セイヨウハナズオウ(西洋花蘇芳」とも「ニワトコの木」とも言われているが、ニワトコの木の根元に生えたキノコは、ユダの呪いが具現化したものだと恐れられ「ユダの耳茸」と呼ばれたらしい。
因みに、ニワトコの木は他にも、不吉な伝説を残している。
ニワトコを素材に作ったゆりかごで赤ん坊を寝かせると、ニワトコに生気を吸い取られる、ニワトコの枝で子供を叩くと成長が止まってしまう、ニワトコの木で家を建てると、怪奇現象に見舞われるなど、ニワトコにまつわる不吉な風聞は、枚挙に暇が無い。
引用元:wikipedia
きくらげの産地
国内消費量のほとんどが中国から輸入されたもの。
日本国内では生産量は少ないが各地で栽培されています。
きくらげの選び方
色が濃く艶があるもの。傷や変色がないもの。肉厚のもの。乾燥させたものはしっかり乾いているもの。
きくらげの食べ方・料理
きくらげを食べる地域は日本や中国、台湾などの東南アジアです。
乾燥したものはぬるま湯や水で戻してから使います。中華料理や、炒め物、汁物、鍋、煮物、スープ、等、様々な料理で使えます。
きくらげに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
きくらげ・乾燥
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
167 | 7,9 | 2,1 | 71,1 | 59 | 1000 | 310 | 230 | 35,2 | 2,1 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
0 | 0,19 | 0,87 | 87 | 5 | 0 | 57,4 | 0,1 |
きくらげ・ゆで
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
13 | 0,6 | 0,2 | 5,2 | 9 | 37 | 25 | 10 | 0,7 | 0,2 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
0 | 0,01 | 0,06 | 2 | 0 | 0 | 5,2 | 0 |
栄養成分の詳細
きくらげに多く含まれる栄養成分。
スポンサーリンク |
きくらげの効能
干したものは豊富なミネラル、ビタミンを含みます。食物繊維もかなり多く含んでいます。
ただ、食べるときは戻さなくてはなりません。茹でた状態で目立つ成分は食物繊維やカルシウム、カリウムなどのミネラルです。
腸内環境を整える効果や、骨粗しょう症や生活習慣病の予防などに有効です。
きくらげの旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・初夏から夏
- 理想的な保存方法・・・冷蔵・冷凍
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・生は冷蔵で10日ほど・乾燥したものは長期保存が可能