緑豆(リョクトウ)はヤエナリという植物の種子です。
原産地はインド。中国や南アメリカ、オーストラリア等で栽培されていますが、日本ではあまり栽培されていません。
リョクトウの別名
色が青く小豆に似ていることからか「青小豆」とも呼ばれます。
他は、「文豆(ブンドウ)」とか「八重生り(ヤエナリ)」とも呼ばれています。
リョクトウの食べ方・利用法
ほとんどがもやしの原料です。「緑豆もやし」などの商品名で流通しています。
ただ、水に一晩浸けなくても茹でて使えますので、いろんな料理で使用することができます。
南アジア・中央アジアでは一般的な食材として食べられています。中国では春雨の原料や粥、餡などで利用されるそうです。
中国では、春雨の原料にするほか、甘い餡や、粥、天津煎餅のような料理の材料としても食べられる。
引用元:wikipedia
リョクトウに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
リョクトウ(乾燥)
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
354 | 25,1 | 1,5 | 59,1 | 0 | 1300 | 100 | 320 | 5,9 | 4,0 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
13 | 0,70 | 0,22 | 460 | 微量 | 0 | 14,6 | 0 |
栄養成分の詳細
リョクトウに多く含まれる栄養成分。
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リョクトウの効能
ミネラルが豊富です。
目立つのはカルシウムや鉄、亜鉛等。
カルシウムは骨や歯を丈夫にする働きがあるので骨粗しょう症の予防に有効です。又、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。
鉄は体内に3~4g存在しています。このうちの約70%は赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオクロビンというタンパク質の構成成分になります。これらの鉄は「機能鉄」といい、肺から取り込んだ酸素を全身の組織に供給する役割をしています。残りの30%は、「貯蔵鉄」として、肝臓や骨髄、脾臓、筋肉などにストックされ機能鉄が不足したときに使われます。
亜鉛はタンパク質や遺伝情報物質DNAの合成や、糖質、脂質の代謝、インスリンの合成、免疫反応などに関与しています。新しい細胞を作るとき、この作用を進めるのが亜鉛が成分となる酵素です。
リョクトウの保存方法
- 理想的な保存方法・・・直射日光を避け常温で保存
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1年以上