ブラックタイガーは本来「ウシエビ(牛海老)」という名前です。
十脚目クルマエビ科のエビで、主にインド洋から太平洋にかけての熱帯・亜熱帯地域に分布しています。
クルマエビとの違いは色と大きさが全く違います。
ブラックタイガーは30cm程に成長しますし、色は全体的に黒い。
他にも下記のような違いがあります。
クルマエビに似ているが、生体は全身の黒みが強く黒の縞模様も不明瞭なこと、額角の鋸歯の数が異なること、頭胸甲背面中央の側溝が前半部しかないことで区別できる。
引用元:wikipedia
ブラックタイガーの産地・輸入元
産地としては、東南アジア(ベトナム、インド、タイ、インドネシア、等)、メキシコ、等。
シータイガー
ブラックタイガーは養殖ものですが、シータイガーは天然ものです。
ブラックタイガーより大きく、数が獲れないため高値で取引されています。
バングラディッシュ、インドネシア、インド、ミャンマー等が産地です。
ブラックタイガーの選び方
色が黒ずんでいないもの。冷凍された表面がかさかさに乾いていないもの。ある程度の大きさがあるもの。形がしっかりしているもの、等。
食品偽装
2013年末ごろに各地の有名ホテルやレストラン、料亭、中にはミシュランの星を得ているレストランでも食品偽装が発覚しました。
様々な食品が偽装されたのですが、ブラックタイガーも車海老と称してメニューに載せられていました。
ある程度品質の良いものは、加工されてしまうと、味は車海老と遜色ないということの裏づけかも知れません。
ブラックタイガーの食べ方・料理
全世界で食べられています。
日本では天ぷらやフライ、焼き物、炒め物、和え物、カレーの具、サラダ、グラタン、クリーム煮、蒸し物、エビチリ、等多くの料理で利用されています。
ブラックタイガーに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
ブラックタイガー・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal(カロリー) | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
82 | 18,4 | 0,3 | 0,3 | 150 | 230 | 67 | 210 | 0,2 | 1,4 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
1 | 0,07 | 0,03 | 15 | 微量 | 150 | 0 | 0,4 |
栄養成分の詳細
ブラックタイガーに多く含まれる栄養成分。
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ブラックタイガーの効能
食品偽装に利用された車海老と比べると、全体的に栄養成分は多少劣ります。
ただ、カルシウムはブラックタイガーのほうが多く含まれています。
カルシウムは骨や歯を丈夫にする以外に、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。又、カルシウムの不足が慢性的に続くと骨粗鬆症の原因になるといわれます。
ブラックタイガーの旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・通年
- 理想的な保存方法・・・冷凍
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・2週間から1ヶ月程度