ムカデノリは各地の磯のタイドプール(磯の水溜り)などに生育している紅藻です。
長さは30程度。ムカデの足を思わせるような細かい枝が出ていることから名前が付けられているようです。
ムカデノリの食べ方・利用法
茹でることで鮮やかな緑色になります。
和え物、酢の物、刺身のツマ等。宮崎県日南市では「ムカデノリの味噌漬け」という郷土料理があります。
ムカデノリに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
ムカデノリ(塩蔵・塩ぬき)
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
10 | 0,6 | 0,1 | 4,2 | 220 | 6 | 85 | 9 | 0,8 | 0,1 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
2 | 0 | 微量 | 0 | 0 | 2 | 4,2 | 0,6 |
栄養成分の詳細
ムカデノリに多く含まれる栄養成分。
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ムカデノリの効能
上の数字は塩抜きされたものですから、生のものより数値は減っていると思います。
それでも、カルシウムが目立ちます。カルシウムは骨や歯を丈夫にするとともに、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。
ムカデノリの旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・採取される時期は春
- 理想的な保存方法・・・直射日光・高温多湿をさけ保存(塩蔵)
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・未開封で3ヶ月程度(開封後は早めに食べる)