あひるは野生の真鴨を家畜(家禽)にしたものです。
家禽化することで、羽が小さくなり遠くまで飛べなくなったり、体が太ったり、歩いたりなど、様々な変化を遂げました。
現在では世界各地で様々な種類が飼育れています。日本で最も多いのは体が白く嘴が黄色い「白あひる」です。
肉や卵を食用とする以外は、羽毛の利用やペットとして飼われます。
肉は鴨肉として流通していることが多いようです。
あひる肉の料理
最も知られているのは「北京ダック」でしょう。
専用の窯で、調味料や香料を加えたタレを皮に何度も塗りながら丸ごと焼く北京料理です。
他には、鍋や煮込み、から揚げ等があります。
あひるの卵料理
卵は加熱しても白身が固まらないし、細菌類が多く含まれることが多いので生食には向きません。
そのため加工して食べられます。
- ピータン(皮蛋)・・・中国料理。強いアルカリ性の液に漬け込み熟成させたもの。
- バロット・・・フィリピンで食べられている孵化直前のゆで卵。ヒィリピン以外でも東南アジアでは広く食べられているが国により呼び名が異なる。
- 糟蛋(そうたん)・・・粕漬け。中国料理。
- 鹹蛋(しえんたん)・・・塩漬け。東南アジアで広く食べられている。
あひるに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
あひる肉(皮つき)・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal(カロリー) | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
450 | 12,2 | 42,3 | 0,1 | 47 | 300 | 15 | 85 | 1,8 | 1,2 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
150 | 0,22 | 0,30 | 2 | 2 | 82 | 0 | 0,1 |
栄養成分の詳細
あひるに多く含まれる栄養成分。
スポンサーリンク |
あひるの効能
皮を取り除けば比較的ヘルシーな肉質でしょう。
ただ、あひるは真鴨と同じ種類ですか皮の脂肪分には飽和脂肪酸が多く含まれていると思います
ミネラルやビタミン類も豊富に含まれていますので、糖質・タンパク質・脂質が十分に力を発揮できます。
又、血管や粘膜、骨、皮膚などの健康を保ち、新陳代謝を促す働きにも関与しています。
あひるの旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・冬
- 理想的な保存方法・・・ラップをでしっかり包み冷蔵庫へ
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1週間以内(できるだけ早めに食べるほうが良い)