五家宝(ごかぼう)は和菓子の一種で、埼玉県の三大銘菓として知られています。
穀物を飴で固めた和菓子「おこし」種を水飴等で固めて棒のようにして、廻りをきな粉に水飴などを混ぜた皮を巻きつけ、表面にきなこがまぶしてあります。
青い色のものもありますが、これは青大豆を使用しています。
五家宝の歴史・秘話
五家宝の誕生には幾つかの説があります。
- 原料から名前をとったという説・・・原料に「五穀」を使ったことでこの名前が付けられたというもの。
- 水戸が発祥と言う説・・・水戸の菓子「吉原殿中」を起源とするもの。
- 茨木が発祥と言う説・・・五霞村(現茨城県猿島郡五霞町)で開発されたといもの。
- 群馬が発祥と言う説・・・上州邑楽郡五箇村(現群馬県邑楽郡千代田町)で開発され、地名に因んだ名前が付けられたというもの。
五家宝に含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
五家宝
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal(カロリー) | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
384 | 10,4 | 5,9 | 72,4 | 2 | 470 | 62 | 140 | 2,3 | 1,2 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
微量 | 0,19 | 0,07 | 62 | 0 | 0 | 4,3 | 0 |
栄養成分の詳細
五家宝に多く含まれる栄養成分。
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五家宝に含まれる栄養成分の効能
原料に大豆等を使っているので良質の植物性たんぱく質が含まれています。
食物繊維やミネラル類、ビタミンB群が比較的多いのもその影響です。
糖質は組織のエネルギー源になったり、筋肉グリコーゲンとして蓄えられることになります。
又、脳や神経系、赤血球、筋肉などが活動する場合のエネルギー源で、不足してしまうと血糖値が下がり機能が低下します。
糖質をとる量としては1日100g以上は必要ですが、過剰摂取は肥満のもとになり、生活習慣病をまねくおそれもあります。
カリウムも結構多く含まれています。
カリウムはナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があります。
五家宝の保存方法
- 理想的な保存方法・・・高温多湿をさけ常温で保存
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・50日程度(開封後は早めに食べたほうが良い)