大福餅とは、餡を餅で包んだ和菓子です。
大福もちは江戸時代初期に生まれた鶉餅(うずらもち)が基となっているようです。
腹持ちがよいことで「腹太餅(はらぶともち)」、「大腹餅(だいふくもち)」と呼ばれていたそうですが、吉字を使って「大福餅」にしたといわれます。
大福餅の種類
餡は通常小豆を使うのですが、今はイチゴを入れた「いちご大福」や柿を入れたもの、いちじくを入れたもの、葡萄を入れたもの、カスタードクリームを入れたものなど、多くの種類が存在しています。
餅のほうにも、よもぎを加えたものやブルーベリー色やイチゴ色に着色したもの等もあります。
他にも様々なものがあります。
- 塩大福・・・塩味がする大福。適量の塩が餡と皮に含まれている。
- 豆大福・・・餅のなかに大豆や赤えんどうが混ぜてある。
- 塩豆大福・・・塩大福と豆大福を合わしたもの。
- 塩あんびん・・・埼玉県の北部で昔から食べられている塩で味付けした大福。
- モンブラン大福・・・小豆餡の代わりにマロン・クリームが入っている。
- プリン大福・・・小豆餡の代わりにプリンのクリームが入っている。
- 他
大福餅に含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
大福餅
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal(カロリー) | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
235 | 4,8 | 0,5 | 52,8 | 46 | 46 | 11 | 58 | 1,0 | 0,9 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
0 | 0,03 | 0,02 | 3 | 0 | 0 | 2,5 | 0,1 |
栄養成分の詳細
大福餅に多く含まれる栄養成分。
スポンサーリンク |
大福餅に含まれる栄養成分の効能
ミネラルが多いですね。
特にカルシウムはもち菓子の中では多いほうだと思います。
カルシウムには骨や歯を丈夫にする働きや、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用等があります。
食物繊維も程よく含まれていますが、これは小豆を使っているからでしょう。
食物繊維には整腸作用やナトリウムの排出作用があります。
大福餅の保存方法
- 理想的な保存方法・・・長期保存は冷凍(冷蔵は適さない)
- 理想的な保存期間の目安・・・賞味期限を参照(冷凍では1ヶ月以上)