大福餅

もち

大福餅とは、餡を餅で包んだ和菓子です。
大福もちは江戸時代初期に生まれた鶉餅(うずらもち)が基となっているようです。
腹持ちがよいことで「腹太餅(はらぶともち)」、「大腹餅(だいふくもち)」と呼ばれていたそうですが、吉字を使って「大福餅」にしたといわれます。

大福餅の種類

餡は通常小豆を使うのですが、今はイチゴを入れた「いちご大福」や柿を入れたもの、いちじくを入れたもの、葡萄を入れたもの、カスタードクリームを入れたものなど、多くの種類が存在しています。
餅のほうにも、よもぎを加えたものやブルーベリー色やイチゴ色に着色したもの等もあります。

他にも様々なものがあります。

  • 塩大福・・・塩味がする大福。適量の塩が餡と皮に含まれている。
  • 豆大福・・・餅のなかに大豆や赤えんどうが混ぜてある。
  • 塩豆大福・・・塩大福と豆大福を合わしたもの。
  • 塩あんびん・・・埼玉県の北部で昔から食べられている塩で味付けした大福。
  • モンブラン大福・・・小豆餡の代わりにマロン・クリームが入っている。
  • プリン大福・・・小豆餡の代わりにプリンのクリームが入っている。

大福餅に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

大福餅

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
235 4,8 0,5 52,8 46 46 11 58 1,0  0,9
ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
0 0,03 0,02 3 0 0 2,5 0,1

栄養成分の詳細

大福餅に多く含まれる栄養成分。

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大福餅に含まれる栄養成分の効能

ミネラルが多いですね。
特にカルシウムはもち菓子の中では多いほうだと思います。

カルシウムには骨や歯を丈夫にする働きや、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用等があります。
食物繊維も程よく含まれていますが、これは小豆を使っているからでしょう。
食物繊維には整腸作用やナトリウムの排出作用があります。

大福餅の保存方法

  • 理想的な保存方法・・・長期保存は冷凍(冷蔵は適さない)
  • 理想的な保存期間の目安・・・賞味期限を参照(冷凍では1ヶ月以上)

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串団子

串団子

串団子は、串に団子を3~5個刺した菓子です。
この団子は、米などの粉を水やお湯でこね、蒸したり茹でたりしてから丸くします。

餅にも似ていますが、団子の場合は粉から作りますので蒸してから作る餅とは違いますます。
又、原料も団子はうるち米の粉ですが、餅はもち米を使います。

団子の種類

団子の種類は多く、全国でも様々なものが作られています。
代表的なものを幾つかあげてみます。

  • 焼団子・・・くしに刺した団子を焼いたもの。
  • 醤油団子・・・焼団子の味付けを醤油にしたもの。
  • みだらし団子・・・岐阜県飛騨地方で食べられている団子。串団子、醤油だんごの一種。
  • みたらし団子・・・砂糖醤油の葛餡をかけた串団子(焼き団子)。

この他にも、餡を乗せたものや、きな粉やごまをまぶしたもの、花見団子、月見団子、白玉団子、等多くのものがあります。

串団子に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

串団子(みたらし団子)

エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム カリウム カルシウム リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
197 3,1 0,4 45,2 250 59 4 52 0,4  0,5
ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC コレステロール 食物繊維 食塩相当量
μg mg mg μg mg mg g g
0 0,04 0,02 7 0 0 0,3 0,6

栄養成分の詳細

串団子に多く含まれる栄養成分。

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串団子に含まれる栄養成分の効能

ナトリウムが目立ちます。
ナトリウムは、カリウムとともに細胞内外の物質交換や細胞の浸透圧、水分調節、体液のph、神経の刺激伝達、心筋の弛緩を促すなど多くの働きをしています。

塩分控えめと言われますが、成人は1日6g以下が目標摂取量です。
慢性的にナトリウムを摂取している場合は、高血圧や動脈硬化、胃潰瘍、胃がんなどをまねくおそれがありますので注意が必要です。

串団子の保存方法

  • 理想的な保存方法・・・冷蔵庫で保存(食べるときはレンジで温める)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・早めに食べるほうが良い

関連時期

桜もち

桜餅

桜もちは桜の葉で包んだ和菓子。雛菓子の一つです。
使われる桜の葉は塩漬けしたものも用います。

桜の葉の産地は静岡県の松崎町。ここでは全国シェアの70%が生産されています。
現在はビニールでできたものも作られています。

桜もちは地域により異なるものが作られていますが、一般的に知られるものは「長命寺」と「道明寺」です。
特徴は以下のようになります。

長命寺桜餅

東京都墨田川の向島にある長命寺という寺で作り始めたもの。花見客をもてなすために作られたらしい。
塩漬けの桜の葉を使っている。

小麦粉や上新粉を使用し白玉粉や餅粉を加えても良い。これに砂糖等を加え生地を作る。
小豆の餡を中に入れ桜の葉で表を巻くようにして付ける。

道明寺桜餅

道明寺粉(水に浸し蒸したもち米を干して粗めにひいたもの)を使い、桜の葉で包む桜餅。
名前の由来となる寺は大阪府藤井寺市にある。
京都の和菓子店では「京風桜餅」と呼ばれる。

材料は塩漬けの桜の葉、小豆の餡、道明寺粉。
道明寺粉に砂糖を加え餅を作り、桜の葉で包む。

伊豆の桜餅

「長八さくらもち」という桜餅があります。
これは松崎町の銘菓で、江戸時代の名左官「伊豆の長八」から名前をとっているらしい。
米粉と餅粉で作った皮で粒餡を大福のように包んだ餅と、上新粉の皮でこしあんを二つ折りに包んだ餅があります。

鎌倉の桜餅

「ひとひら桜餅」と呼ばれるもので、鎌倉五郎という店で作られています。
二つ折りになっており中に餡がはさんである。

桜もちに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

桜もち(関東風)

エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム カリウム カルシウム リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
238 4,5 0,4 54,2 46 38 12 39 1,0  0,4
ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC コレステロール 食物繊維 食塩相当量
μg mg mg μg mg mg g g
0 0,03 0,02 2 0 0 2,6 0,1

栄養成分の詳細

桜もちに多く含まれる栄養成分。

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桜もちに含まれる栄養成分の効能

桜の葉の香りは「クマリン」という成分です。
これは食べることはできますが、肝毒性があるので食本添加物には認められていないそうです。
そのため大量に摂取することはしないほうが良いでしょう。

桜もちの保存方法

  • 理想的な保存方法・・・高温多湿をさせ常温で保存(冷蔵庫では硬くなる)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1・2日

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げっぺい(月餅)

げっペイ

げっぺい(月餅)とは中国の菓子の一つです。
丸く平たい形は月に見立てて作られています。

中国大陸は広いですから、地域により材料や大きさなどに違いがあります。
餡にはハスの実やナツメ、小豆、くるみ、松の実等を入れたものがあります。
最も知られているものは広東省広州の「広式」というものです。これは中身に茹でた鹹蛋(シェンタン。アヒルの卵を塩水に漬けたもの)の黄身を入れたものに人気があるそうです。

日本での歴史

日本では東京都新宿区に本社を置く、老舗の食品メーカー「中村屋」が日本人の口に合うように開発したものが全国に流通しています。

大正14年に創業者夫妻が中国への視察旅行で見つけたそうです。
当初は中国の風習にちなんで、8月だけの期間限定で発売されていたようですが、愛好者が増えてきたことで今では年間通じて販売されています。

げっぺいに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

げっぺい

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
357 5,1 8,7 64,6 50 71 32 77 1,0  0,5
ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
微量 0,07 0,03 7 0 1 2,5 0,1

栄養成分の詳細

げっぺいに多く含まれる栄養成分。

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げっぺいに含まれる栄養成分の効能

多く含まれているカルシウムは骨や歯を形成するのに重要な働きをしています。
他にも、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。

リンはカルシウムの次に体内に多く含まれ、体重の約1%位あります。その量の85%程度がカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。
ナトリウムも多いのですが、これは水分を保持しながら細胞外液や血液循環の量を調節しています。ただ摂りすぎは生活習慣病をまねくおそれがありますから注意が必要です。

げっぺいの保存方法

  • 理想的な保存方法・・・ 直射日光、高温多湿を避け常温保存
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・商品に記載されている

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草もち

草もち

草もちは、よもぎ等を混ぜて作る餅です。
通常中には餡が入っています。

大昔は「ハハコグサ(母子草)」を使用してしたそうですが、「母と子を臼と杵でつくのは縁起が良くない」ということで、平安時代からヨモギを使っていったとされます。

ハハコグサとは

春の七草の一つで「御形(ごぎょう、おぎょう)」のことです。
キク科ハハコグサ属の越年草で、茎葉の若いものが食用にされます。

ヨモギとは

よもぎ

ヨモギはキク科の多年草。
全国のいたるところに自生しています。

栄養成分は豊富で、草もち以外には天ぷらやおひたしなどで利用されます。

草もちに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

草もち

エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム カリウム カルシウム リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
229 4,2 0,4 52,1 17 47 11 50 1,0  0,6
ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC コレステロール 食物繊維 食塩相当量
μg mg mg μg mg mg g g
14 0,03 0,02 5 微量 0 2,0 0

栄養成分の詳細

草もちに多く含まれる栄養成分。

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草もちに含まれる栄養成分の効能

ミネラルがバランスよく含まれていますが、これは原料のヨモギによるところが大きいと思います。
リンはカルシウムの次に体内に多く含まれ、体重の約1%位。その量の85%程度がカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。

カリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があるといわれます。

草もちの保存方法

  • 理想的な保存方法・・・直射日光・高温多湿を避け、涼しいところで保存(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・2・3日(冷凍では長期保存が可能)

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きんつば

kinntuba

きんつば(金鍔)というのは、和菓子の「金鍔焼き」を略したものです。
江戸時代に京都で考案された和菓子で、当時は上新粉(米粉)を使用した生地で餡を包んで焼き上げたそうです。
その後江戸に伝わった頃から、上新粉の代わりに小麦粉が使用され、現在でもそれは受け継がれています。

当初は色と形から「銀鍔(ぎんつば)」と呼ばれていたそうですが、江戸に伝わったころから縁起を担ぎ、銀から金に変わったと言われます。

きんつばの材料と作り方

材料は餡と小麦粉、砂糖等です。
餡にくるみの実やさつまいも、栗、かぼちゃ等を入れると又一味違ったものが楽しめます。

作り方は簡単に言えば、餡を小麦粉で作った皮で包み6面をホットプレート等で焼き上げれば完成です。

きんつばに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

きんつば

エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム カリウム カルシウム リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
264 5,3 0,7 59,2 75 260 18 59 1,0 0,5
ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC コレステロール 食物繊維 食塩相当量
μg mg mg μg mg mg g g
0 0,09 0,04 14 0 0 6,5 0,2

栄養成分の詳細

きんつばに多く含まれる栄養成分。

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きんつばに含まれる栄養成分の効能

糖質は組織のエネルギー源になったり、筋肉グリコーゲンとして蓄えられることになります。
又、脳や神経系、赤血球、筋肉などが活動する場合のエネルギー源で、不足してしまうと血糖値が下がり機能が低下します。
糖質をとる量としては1日100g以上は必要ですが、過剰摂取は肥満のもとになり、生活習慣病をまねくおそれもあります。

ナトリウムはカリウムとともに細胞内外の物質交換や細胞の浸透圧、水分調節、体液のph、神経の刺激伝達、心筋の弛緩を促すなど多くの働きをしています。
摂り過ぎは高血圧や動脈硬化等の生活習慣病につながることがあります。

カリウムも結構多く含まれています。
カリウムはナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があります。

きんつばの保存方法

  • 理想的な保存方法・・・高温多湿をさせ常温で保存
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・3・4日。(生地が固くなったときは又焼きなおすと良い)

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金玉糖

金玉糖(きんぎぉくとう)とは、寒天を溶かし砂糖や水飴を加えて煮詰めてから、冷やして固める和菓子です。
名前の金玉は財宝とか珍しいといった意味があるそうです。

見た目は半透明で、表面にはざらめ糖をまぶします。
まぶさないものもありますが、これは「金玉羹(きんぎょくかん)」と呼ばれます。

清涼感があるため、夏向きの和菓子として古くから親しまれています。

寒天の成分

寒天は天草やオゴノリといった、赤い海草(紅藻類)から作られています。
成分はほとんどが食物繊維ですから健康には良い食品です。
お菓子の材料に使われる以外は、ダイエットに適した健康食品としても注目されています。

ざらめ糖とは

ざらめ糖は通称で、本来は白双糖(しろざらとう)という砂糖の一種です。
砂糖の主成分である「蔗糖(スクロース)」を結晶させたものです。
特徴は結晶が確認できるほどの大きさ。その見た目から当初は「あらめ」と呼ばれていたそうですが、次第に発音が訛って「ざらめ」にあったそうです。
菓子に良く使われるのは、砂糖としての純度の高さと、高温でも透明さを保っている点です。

金玉糖に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

金玉糖

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
288 微量 微量 72,0 2 2 7 微量 0,1 微量
ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
0 0 0 0 0 0 0,8 0

栄養成分の詳細

金玉糖に多く含まれる栄養成分。

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金玉糖に含まれる栄養成分の効能

炭水化物(糖質)がほとんどです。
糖質は脳や神経系、赤血球、筋肉などが活動する場合のエネルギー源で、不足してしまうと血糖値が下がり機能が低下します。

食物繊維は寒天に含まれるアガロースやアガロペクチンなどの多糖類です。
食物繊維の効果としては腸内環境の改善や肥満予防等があげられます。

金玉糖の保存方法

  • 理想的な保存方法・・・常温で保存
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1~3日(賞味期限内に食べる)

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ぎゅうひ(求肥)

求肥

ぎゅうひ(求肥)は和菓子の材料の一種です。
歴史は古く、平安時代に中国から伝わったといわれます。

牛皮や牛肥とも書かれますが、これは当時もち米の玄米を材料にしていたため色が黒っぽくなってしまったことで、牛の皮のようだとされるところからきているそうです。

材料と利用方法

餅粉か白玉粉に砂糖や水飴を加えます。
配合は白玉粉または餅粉1に対して砂糖2、水飴1が多いようです。

特徴は時間が経っても固くならないことで、アイス菓子や和菓子等、常温や低温で食べる和菓子に重宝する材料です。

ぎゅうひ(求肥)を使った代表的な菓子

アイス菓子では雪印の「雪見だいふく」が有名です。
他には吉備団子やバター餅、みつまめ等があげられます。

これらの他にも各地で様々なお菓子に使用されています。

ぎゅうひ(求肥)に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ぎゅうひ(求肥)

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
257 1,3 0,2 62,5 1 1 1 10 0,2 0,3
ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
0 0,01 微量 3 0 0 0,1 0

栄養成分の詳細

ぎゅうひ(求肥)に多く含まれる栄養成分。

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ぎゅうひ(求肥)に含まれる栄養成分の効能

使われる材料から見ても糖質(炭水化物)が最も多くなります。
糖質は体内でブドウ糖に分解され、小腸から吸収され肝臓に送られますが、一部は血液中に入り(血糖)、組織のエネルギー源になったり、筋肉グリコーゲンとして蓄えられることになります。
糖質は脳や神経系、赤血球、筋肉などが活動する場合のエネルギー源で、不足してしまうと血糖値が下がり機能が低下します。糖質をとる量としては1日100g以上は必要となります。

ただ、過剰摂取は肥満の原因になりますのでしいては生活習慣病をまねくおそれがあります。

ぎゅうひ(求肥)の保存方法

  • 理想的な保存方法・・・長期保存は冷凍
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1週間位

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きび団子

きびだんご

きび団子(吉備団子)は原料を「黍(きび)」にした、岡山県の餅菓子です。

作り方は、黍の粉ともち米の粉を混ぜあわせ求肥(ぎゅうひ)を作り、それを小さな円形に仕上げて作ります。
求肥とは、白玉粉または餅粉に、砂糖や水飴を加えて練りあげたものです。

きび団子の起源は諸説いろいろあるようですが、一つだけ言えることは昔話の桃太郎とは特に関係ありません。
ただ、菓子のパッケージに桃太郎や鬼を使ったものはあるそうです。

黍(きび)とは

黍とはイネ科の植物。一年草の穀物です。
インドが原産らしいのですが、日本には弥生時代に中国から渡来したようです。

1m程に成長して茎の先に20cm程度の穂が付きます。
実は黄色でアワよりは大きくなります。
きびにはうるち種ともち種があります。

きび団子に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

きび団子

エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム カリウム カルシウム リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
304 1,7 0,3 73,5 1 27 3 31 0,1 0,5
ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC コレステロール 食物繊維 食塩相当量
μg mg mg μg mg mg g g
0 0,02 0,01 3 0 0 0,3 0

栄養成分の詳細

きび団子に多く含まれる栄養成分。

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きび団子に含まれる栄養成分の効能

黍には白米以上にミネラル分が含まれています。
又、善玉コレステロールである血中の高密度リポタンパク質(HDL-コレステロール)の値を高める効果があるようです。
その結果、動脈硬化等の予防につながります。

きび団子の保存方法

  • 理想的な保存方法・・・常温で保存
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・包装紙に記載されている

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かるかん

かるかん

かるかん(軽羹)は九州の郷土菓子です。主に鹿児島県を中心に販売されています。
うるち米から作る「かるかん粉」と砂糖、やまいも(自然薯)を使って作ります。

スポンジ状に仕上げることで、「軽い羹」という名前が付けられたようです。
近年では餡を中に入れ饅頭状に作るため「かるかんまんじゅう」が一般的な呼び名になっています。

かるかんの歴史

薩摩藩の当主「島津斉彬(しまづ なりあきら)」が菓子職人に作らせたものというのが一般的なようですが、何らかの改良を加えたのではないかとする説もあるみたいです。

20世紀後半までは、島津斉彬が江戸から招聘した明石出身の菓子職人八島六兵衛によって安政元年(1854年)に軽羹が考案されたという説が一般的だった。軽羹の誕生が安政以前に遡ることは明らかになったものの、誕生当時の軽羹がどのような品質のものであったかについては記録がなく、八島六兵衛は軽羹に何らかの改良を加えたのではないかとする説もある。

引用元:wikipedia.軽羹

かるかんの食べ方

餡が入らない本来のかるかんは、食べやすい大きさにナイフなどでスライスして食べます。
固くなってしまったものは、水を少量かけレンジで30秒ほど暖めてから食べるとおいしくなります。
又、蒸し器で2分ほど蒸する作りたてのような味になります。

かるかんに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

かるかん

エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム カリウム カルシウム リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
230 2,1 0,3 54,7 2 120 3 32 0,3 0,3
ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC コレステロール 食物繊維 食塩相当量
μg mg mg μg mg mg g g
微量 0,05 0,01 5 1 0 0,4 0

栄養成分の詳細

かるかんに多く含まれる栄養成分。

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かるかんに含まれる栄養成分の効能

多く含まれるカリウムには細胞外液に多いナトリウムと作用しながら、細胞の浸透圧を維持したり、水分を保持したりします。
又、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する環境づくりをしています。

カリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があると考えられています。

かるかんの保存方法

  • 理想的な保存方法・・・常温で保存(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・常温では約1週間(冷凍では長期保存が可)

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