ヤマモモ(山桃)はヤマモモ目ヤマモモ科の常緑樹とその果実のことです。
原産地は日本や中国。楊梅(ようばい)、山桜桃、火実等の別名もあります。
本来は山に自生するのですが、20m程に育つため庭園樹、公園樹、街路樹等に利用されています。
ただ、ヤマモモは雌雄異株のため、結実させるには雄株が必要になります。
ヤマモモの品種・種類
ヤマモモも接ぎ木などによって改良された品種が数多くあります。
代表的なものとしては、「紅玉」「白もも」「瑞光」「森口」「十六」「十六さねなし」「阿波錦」等。
ヤマモモの産地
関東以南の山地に自生しています。
農作物として栽培されているものでは徳島県、島根県、高知県、岡山県、静岡県(伊豆)等。
徳島県は全体の70%位を生産しています。
静岡県の伊豆高原が実のなる最北端と言われているらしい。
ヤマモモの食べ方・レシピ・利用法
実は甘酸っぱい味がします。
生でも食べられますが、果実酒やジャム、砂糖漬け等に加工されることが多いようです。
果実酒は腹痛や歯痛等に利用されてきました。
木の皮は「楊梅皮(ようばいひ)」という生薬になります。
樹皮は楊梅皮(ようばいひ)という生薬で、タンニンに富むので止瀉作用がある。消炎作用もあるので筋肉痛や腰痛用の膏薬に配合されることもある。
引用元:wikipedia
ヤマモモに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
ヤマモモ・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
44 | 0,5 | 0,2 | 11,3 | 4 | 120 | 4 | 5 | 0,4 | 0,1 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
2 | 0,04 | 0,03 | 26 | 4 | 0 | 1,1 | 0 |
栄養成分の詳細
ヤマモモに多く含まれる栄養成分。
スポンサーリンク |
ヤマモモの効能
ミネラルやビタミンはバランスよく含まれていますが、飛びぬけて多く含まれている成分はないようです。
最も多いのはカリウムです。
カリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があると考えられています。
ヤマモモの旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・6~7月
- 理想的な保存方法・・・ビニール袋等に入れ冷蔵庫へ(冷凍も可)
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1~2日(冷凍したものは加工用に)