サニーレタス

サニーレタス

サニーレタスはリーフレタスの仲間で葉の先が褐色に色づいたもののことです。
このレタスも結球しないタイプです。

サニーレタスという名前は市場名で、過去のおいて名称を商標登録出願したそうですが審決により拒絶されたそうです。
正式名称は下記のように呼ばれるようです。

「サニーレタス」の名称は1982年に商標登録出願されたが、1985年に審決により拒絶されたという経緯があり、以降、市場で一般に通用する名称(市場名)として定着している。雑学書の類などでは、「サニーレタスの正式名は『スタンクトン・アーリーレッド』である」などという主張がみられることがある。また、サニーレタスの名は、日産の大衆車「サニー」に由来するといわれることもある。
引用元:wikipedia・サニーレタス

又、葉が赤いことから「赤チリメンチシャ」とか「レッドレタス」とも呼ばれています。

サニーレタスの選び方

葉の先がきれいな赤褐色をしているもの。しなやかで弾力があるもの。傷や葉が折れていないもの。

サニーレタスの産地

他のレタス同様長野県が主産地です。
他では、北海道、茨木、愛知、群馬等が挙げられます。

サニーレタスの食べ方・料理

他のレタス同様サラダや肉料理の付け合せ、焼肉を巻くといった使われ方が一般的です。
炒め物やスープでも利用されます。

サニーレタスに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

サニーレタス・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 16  1,2  0,2  3,2  4  410  66  31  1,8  0,4
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 170  0,10  0,10  120  17  0  2,0  0

栄養成分の詳細
サニーレタスに多く含まれる栄養成分。

 

 

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サニーレタスの効能

レタスの仲間では一番カルシウムが多く含まれています。
カルシウムは骨や葉を丈夫にするとともに、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。

葉の色はフラボロイド類のアントシアニンです。
視力回復効果や、眼精疲労、網膜の病気などを防ぐ効果や生活習慣病の予防効果があります。

サニーレタスの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・周年
  • 理想的な保存方法・・・新聞紙に包みポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・2~3日(できるだけ早めに食べましょう)

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リーフレタス

リーフレタス

レタスには大別すると結球するタイプ「玉チシャ」、半結球で葉が真っ直ぐのタイプ「タチシチャ」、不結球で下葉を掻きながら利用するタイプ「カキチシャ」や縮葉
のもの「チリメンチシャ」、茎レタスと呼ばれる「チシャトウ」があります。

ちなみにこの「チシャ」というのはレタスの和名です。

このうちの不結球せず葉が縮んでいるようになるのが「リーフレタス」です。
普通のレタスに比べると耐暑・耐寒性があるのも特徴です。

リーフレタスの産地

レタス全般に言えば長野県や茨木県、香川県、群馬県、兵庫県等が挙げられます。
リーフレタスもほぼ同様ですが福岡県や静岡県、宮崎県等も産地の一つです。

リーフレタスの選び方

葉の縮みが揃っているもの。縮み具合が細かいもの。傷や変色がないもの。しなびてないもの。

リーフレタスの食べ方・料理

サラダが一般的です。
焼肉に巻いたり、肉や魚料理の付け合わせ、サンドイッチ、手巻き寿司等でも利用されます。

リーフレタスに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一


リーフレタス・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 16  1,4  0,1  3,3  6  490  58  41  1,0  0,5
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 200  0,10  0,10  110  21  0  1,9  0

栄養成分の詳細
リーフレタスに多く含まれる栄養成分。

 

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リーフレタスの効能

レタスの中では最も栄養価があります。
最も多く含まれるカリウムにはナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があると考えられています。

リーフレタスにはビタミンEも含まれます。これはビタミンAの吸収を助けますので、細胞を健康にする効果が高まります。

リーフレタスの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・周年
  • 理想的な保存方法・・・芯を抜き、湿ったペーパータオルを詰め、ラップで野菜室
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で3日程度

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リーキ(西洋ねぎ・ポアロ)

リーキ

リーキは地中海原産のユリ科の野菜です。
熱を加えると甘味が強く、ローマ皇帝ネロは美声を出すためにリーキを油漬けにして食べたそうです。

下仁田ネギに似ていますが、葉は扁平で硬いのが特徴です。
秋に種を蒔いて越冬させることで二年草(二年生植物)。根深ねぎと同じように土を寄せて軟白栽培せて作ります。

リーキの別名

別名は西洋ネギ、西洋ニラネギ、ニラネギ、ポロネギ、リークなどと呼ばれます。
フランス語では「ポアロー・ポアロ」、「リーキ」は英名です。

リーキの産地・輸入先

日本に入ってくるものはほとんどが輸入もので、ベルギーやオーストラリア、ニュージーランド等から入ってきます。
日本では北海道や宮城県、岡山県等で生産が進んでいます。

リーキの選び方

軟白部分につやがあるもの。傷や変色していないもの。太く締まっているもの。葉は緑で鮮やかなもの。

リーキの食べ方・料理

リーキには春まきのものと秋まきのものがありますが、一般的なものは秋まきの越冬型で香りが強くなります。

又、加熱することでねっとり感が出て甘味が増します。また煮崩れしないので煮物料理やスープでもおいしくいただけます。
グラタン、クリーム煮、茹でてからマリネにしてもいいでしょう。

リーキに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 リーキ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 29 1,6  0,1  6,9 2  230 31  27 0,7  0,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 4  0,06  0,08  76  11  0  2,5  0

栄養成分の詳細
リーキに多く含まれる栄養成分。

 

 

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リーキの効能

通常のねぎに比べ全般的に栄養価は高くなっています。
又、硫化アリルが含まれていることで血栓予防効果が期待できます。

リーキの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬
  • 理想的な保存方法・・・新聞紙などに包み冷暗所か冷蔵庫の野菜室へ(できるだけ立てて保存すると良い)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・保存状態がよければ1週間程度は可能。

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エシャレット・エシャロット

えしゃれと

エシャレットとは

スーパー等で良く見かけるエシャレットとは商品名。
らっきょうを軟白栽培したもの。一年物の早採りらっきょうのことです。

なんでも、昭和30年頃温室組合の席で「根らっきょう」という新製品が出ました。これが早採りのらっきょうです。
ただ、「根らっきょう」というネーミングでは売れないだろうということで、当時の東京中央青果常務だった「川井彦二」さんが今の名前「エシャレット」を付けたそうです。

この名前はフランス料理などで使われる「エシャロット」というらっきょうか玉ねぎに似た野菜からとったそうです。
ですから、エシャレットとエシャロットはまったく違う野菜ということになります。

エシャレットの産地

茨木県の行方市、静岡県の遠州地方が主な産地です。
茨城県と静岡県で全国の生産量のほとんどを占めています。

エシャレットと食べ方と旬

ハウス栽培にため通年出回っています。
生のままマヨネーズや味噌をつけて食べるのが一般的です。他は、和え物、素焼き、天ぷら、炒め物、刻んで薬味などでも利用されます。

エシャレットに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

エシャレット・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 76  2,3  0,2  17,8  2  290  20  47  0,8  0,5
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 2  0,03  0,05  55  21  0  11,4  0

栄養成分の詳細
エシャレットに多く含まれる栄養成分。

 

 

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エシャレットの効能

らっきょうよりは食物繊維が少なくなりますが、それでもかなり多いほうです。

エシャレットにも硫化アリルが含まれています。
これには血液サラサラ効果がありますので血栓の防止や血行促進効果があります。

エシャロットとは

エシャレット

 

エシャロットはネギ科の多年草。原産地は中東。
日本では「ベルギーエシャロット」という名前で売られている場合もあります。
見た目は玉ねぎの小さいものに似ていますが、中はにんにくのように分かれています。

日本ではいまだに一般的ではありませんが、フランス料理ではソースのベースとして欠かすことができない食材の一つです。
味噌をつけてそのまま食べることもできます。

エシャロットの選び方

球がしまって持ち重りがするもの。表面の褐色の皮がしっかり乾燥しているもの。傷がないもの。

エシャロットの食べ方

エシャレットと同じように、生のものに味噌やマヨネーズをつけて食べることができます。
フランス料理ではソースのベースや素焼き、炒め物等で利用されます。

エシャロットの旬と保存方法

  • 理想的な保存方法・・・新聞紙で包みポリ袋に入れ冷暗所か冷蔵庫で保存。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1週間程度

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らっきょう

らっきょう

らっきょうはユリ科(ネギ科)の多年草です。多年草とは複数年にわたり生存する植物のことをいいます。
原産地は中国。地下の鱗茎が食用になります。

独特の香りがある植物で、ベジタリアンの中には「五葷(ごくん)」に含まれるとして食べない場合もあります。
五葷とはネギ・ニンニク・ラッキョウ・アサツキ・ニラのこと。これは中国から伝わる「五行」という考え方が元になっているもので、香りがきついこれらの野菜は体内に入ると、臓器に負担がかかったり、精神的に健康を損なうとも言われるそうです。

らっきょうの別名・地方名

らっきょ、おおにら、さとにら、なめにら、等

生薬としてのらっきょう

鱗茎を乾燥さしたもので「薤白(がいはく)」という生薬です。
喘息や心不全、胸痛、健胃整腸薬等として利用されます。

らっきょう

らっきょうの品種

らっきようは大球のものと小球のものに大別されます。
らくだ、玉ラッキョウ、花ラッキョウ、八房、九頭竜(くずりゅう)等があり一般に出回っているのは「らくだ」です。

玉ラッキョウは台湾から導入された小粒の品種。花ラッキョウは甘酢漬けにする小粒品種です。
「八房」はこの二つの中間位の大きさで「八房」から分かれています。
九頭竜は福井県で主に栽培されている在来品種です。

ちなみに、スーパー等で見かける「エシャレット」はらっきょう(らくだ)を軟白栽培したときの商品名です。

らっきょうの産地

産地として有名なのは、鹿児島、宮崎、鳥取です。
この3県で国内の出荷量の大部分を生産しています。

鳥取は砂丘地帯で江戸時代から作られているそうです。

らっきょうの選び方

鱗茎が痩せているものは好ましくありません。
粒が揃っていて傷が無いもの、芽が伸びていないようなものを選びましょう。

らっきょうの食べ方・料理

酢漬けが最も一般的です。
カレーの付けあわせで良く利用されますが、これはカレーの刺激から胃腸を守るためとも言われます。

他は生で味噌をつけて食べたり、醤油漬けや甘酢漬け、酢の物、和え物等が挙げられます。

らっきょうに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 らっきょう・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
118 1,4 0,2 29,3 2 230 14 35 0,5 0,5
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,07  0,05 29  23  0  21,0  0

栄養成分の詳細
らっきょうに多く含まれる栄養成分。

 

 

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らっきょうの効能

独特の香りが特徴ですが、これは「硫化アリル」です。
血液をサラサラにする効果があるとされ、血栓を防止できます。

らっきょうの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・夏
  • 理想的な保存方法・・・生のものは泥付きのものが長持ちします。芽が出やすいですから早めに加工したほうがいいでいしょう。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・漬けたものは保存状態が良ければ半年以上持ちます。

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落花生・ピーナッツ

rakasei

落花生はマメ科ラッカセイ属の一年草です。一年草とは発芽から一年以内に枯れてしまう植物のことです。

原産は南アメリカ。これは現地に遺跡からも発見されているそうです。
日本へは江戸時代に中国から持ち込まれたとされます。

「落花生」という名前が表しているように、花を咲かせた後に子房柄という子房の下部が伸びて地中に潜り込み土の中で実が育ちます。

 落花生の別名・地方名

ピーナッツは英語名です。
別名・地方名としては南京豆(なんきんまめ)、唐人豆(とうじんまめ)、唐豆(からまめ)、異人豆(いじんまめ)、地豆(じまめ)、オニ豆、底豆(そこまめ)、ラッカショー、ジーマーミ(沖縄語)等と呼ばれます。

落花生の品種

多くの種類がありますが、粒の大きさにより「大粒種」と「小粒種」に大別されます。
大粒のものとしては、アズマユタカ、ナカテユタカ、アズマハンダチ、立落花生1号、ワセダイリュウ、等。
小粒のものは、バレンシア、ジャワ13号、飽託中粒、等。

落花生の産地

最も生産量が多いのは千葉県です。国内の約75%の生産量を誇ります。
他では、茨木県、栃木県、神奈川県、鹿児島県、静岡県、等が挙げられます。

落花生の選び方

成熟している落花生は莢が固くなります。莢の色では品質と関係ありません。
実は表面の渋皮の色が濃いものが良いとされます。

落花生の茹で方

  1. 大きな鍋に湯を沸かし塩を多めに入れます。
  2. 豆は泥を落とし莢ごと洗ったものを鍋に入れ、中火で30分程度茹でます。
  3. 固さは好みがあるので、茹でている時に時々確認します。
  4. 塩味を濃くしたいのであれば、火を止めてから自然に鍋の中で冷ますようにします。

落花生の食べ方・料理

塩茹でたり炒ったりして食べるのが一般的です。
他では、煮豆(甘味噌煮・筑前煮・等)、ピーナッツクリーム、炒め料理、等。

落花生に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

落花生・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 295  12,0  24,2  12,4  1  450  15  200   0,9   1,2
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,54  0,09  150  20  0  4,0  0

栄養成分の詳細
落花生に多く含まれる栄養成分。

 

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落花生の効能

落花生の油はオレイン酸リノール酸です。
オレイン酸やリノール酸には、コレステロールを減らす作用があります。

意外に多く含まれるのがビタミンC。含まれている量はらっきょうやエシャレットと同じくらいあります。
ビタミンCは抗酸化力が強いことや、免疫力を高める白血球の働きの強化、抗ストレスビタミン、メラニン色素の生成の抑制、赤血球の合成など多様な役割をしています。

落花生の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋
  • 理想的な保存方法・・・長期保存は煎って冷凍するのが一番です。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・数ヶ月

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嫁菜(よめな)

嫁菜

嫁菜はキク科の多年草。多年草とは複数年にわたり生存する植物の事です。
本州中部から西、九州、四国の道端や水田、野原等に自生している野菊の総称です。

原産地は東南アジア。オオユウガギクとコヨメナの交配で生まれたといわれます。
食用に利用されるのは若芽で、歴史を紐解くと万葉集の中にも登場するそうです。

嫁菜の別名

別名は「ナツギク」「キクナ」「オハギ」「ノシュンギク」「ヤマシロキク」等。

嫁菜の食べ方・料理

万葉集ではおはぎを「うはぎ」という名で呼ばれているようです。

若芽を摘んで食べる。古くは万葉集の時代から使われていたようで、オハギ、あるいはウハギと呼ばれている。

引用元:wikipedia.ヨメナ

他は、新芽を刻んでご飯に混ぜる「嫁菜ごはん」や和え物やおひたし、天ぷら等があります。

嫁菜に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

嫁菜・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 46  3,4  0,2  10,0  2  800  110  89   3,7   0,7
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 560  0,23  0,32  170  42  0  7,8  0

栄養成分の詳細
嫁菜に多く含まれる栄養成分。

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嫁菜の効能

ビタミン・ミネラル・食物繊維ともに豊富に含まれています。
特に目立つのはカリウムとビタミンA、食物繊維です。

カリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ高血圧を予防する効果があります。
ビタミンAは「目のビタミン」ともいわれ、目に必要不可欠なロドブシンという物質を作るのに重要な働きをしています。
食物繊維はコレステロールの低減に役立つことで生活習慣病の予防に有効です。

嫁菜の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・春(3・4月)
  • 理想的な保存方法・・・ビニール袋にいれ冷蔵庫の野菜室へ。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1~2日

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アルファルファ(紫馬肥やし)

紫うまもやし

紫馬もやしはマメ科ウマゴヤシ属の多年草。多年草とは複数年にわたり生存する植物のことです。
中央アジア原産の植物で1m程まで成長します。

アルファルファ

成長したものは主に牧草になりますが、発芽した状態のものはスプラウト(発芽野菜)として利用されます。
スーパー等の食料品店では「アルファルファ」の名前で売られていたり、加工してサプリメントして販売されています。

アルファルファ(紫馬肥やし)の別名

ルーサンとかアルファルファもやし、糸もやしと呼ばれます。
スプラウトとして利用されるのは発芽から1週間位のものです。

アルファルファ(紫馬肥やし)の産地

牧草としては日本では北海道、海外では北アメリカ等。
スプラウトとしては専門の工場で生産されています。

アルファルファ(紫馬肥やし)の食べ方・料理

一般的な食べ方はサラダです。
他には、和え物や炒め物、肉料理の付け合せ等に利用されます。

アルファルファに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

アルファルファ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 12  1,6  0,1  2,0  7  43  14  37  0,5  0,4
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 5  0,07  0,09 56  5  0 1,4  0

栄養成分の詳細
アルファルファに多く含まれる栄養成分。

 

 

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アルファルファの効能

特出した栄養成分はありませんが、ミネラル・ビタミン・食物繊維はバランスよく含まれています。
又、低カロリーですからダイエットには向いているかもしれません。

アルファルファの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・通年
  • 理想的な保存方法・・・根が付いた状態でパックで保存。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・日持ちはしないので、できるだけ早めに食べるようにする。

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みょうが(みょうがだけ)

みょうが

みょうがはショウガ科ショウガ属の植物で東南アジアが原産とされるの多年草です。多年草とは複数年に渡り生存する植物のことです。
10cm程度の花穂が地中から顔を出し、それが食用になります。

野生のものはほぼ無いことから、大昔に大陸から持ち込まれたものを栽培し全国で作られるようになったそうです。
大陸からはみょうがの他に生姜も持ち込まれ、両方とも独特の香りがあることから薬味でも利用されました。このとき香りが強いほうを「兄香(せのか)」、弱いほうを「妹香(めのか)」と呼ぶようになり、この呼び名が現在の「ショウガ」「ミョウガ」に転訛していったと伝えられています。

みょうが

みょうがは雄雌同株で地下に地下茎を伸ばしています。
春には若芽が出ますが、これを土を盛るなどして軟白したものを「みょうがだけ」と呼び、食用になります。

みょうがと物忘れ

昔から、みょうがを食べ過ぎると記憶力が悪くなるとか物忘れが激しくなるとか言われます。
これは全くの迷信で、近年の研究では逆に香り成分に集中力を増す効果があることが判明したそうです。

物忘れの迷信は以下のようなことからきています。

釈迦の弟子である周利槃特(梵語:チューラパンタカの音写で、しゅりはんどく、スリバンドクなど)は記憶力に乏しい人物で、自分の名前すら忘れてしまう。そこで名荷(みょうが:名札の事)を首にかけさせたが、名荷をかけたことさえも忘れてしまった。そこで名荷と茗荷が同音である事から、このような俗信が生まれたとされる。
引用元:wikipedia.ミョウガ

みょうがの産地

ほとんど全国で作られています。
農林水産省のデータを見ると出荷量が多いのは、宮城県、京都府で全体の80%位を占めています。

みょうがの選び方

花が咲いてしまう全体がフカフカしてきて味が落ちます。食べごろとしては全体が膨らみ、全体の半分くらいに色が付いたときです。
又、傷が無いものや重みがあるものを選ぶようにしましょう。

みょうがの食べ方・料理

通常冷奴やそば、ひやむぎ等の薬味で利用されます。
他には甘酢漬けや和え物、サラダ、天ぷら、煮物等でも利用できます。

みょうがに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 みょうが・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
12 3,5 0,1 2,6 1 210 25 12 0,5 0,4
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 3  0,05  0,05 25  2  0  2,1  0

みょうがたけ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
7 0,4 0,1 1,5 微量 350 11 18 0,3 0,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,02  0,02 20  9  0  4,2  0

栄養成分の詳細
みょうがに多く含まれる栄養成分。

 

 

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みょうがの効能

食物繊維以外は目だったものは含まれていません。
香り成分と紅色の成分は以下のようになります。

香り成分はα-ピネン類。紅色の成分は水溶性植物色素アントシアニンの一種、マルビジンである。植物体内ではグルコース1分子と結合し、マルビジンモノグリコシドとして存在する。
引用元:wikipedia:ミョウガ

アントシアニンはフラボノイドの一種で抗酸化作用があります。

みょうがの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・みょうがは秋・みょうがたけは春
  • 理想的な保存方法・・・ビニールに入れ冷蔵庫の野菜室へ(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・歯ざわりや香りが失われるのでできるだけ早めに

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みずかけ菜

みずかけ菜

水かけ菜とは静岡県や山梨県の富士山周辺の市町村で栽培されている野菜です。
葉だけ見ると、野沢菜や大根の葉に似ているアブラナ科の植物です。

水かけ菜の産地

最初は小山町の男性が明治19年に新潟県から、「とう菜」の種を持ち帰り栽培が始まったと伝えられています。

山梨県では富士吉田市や都留市、静岡県では御殿場市や裾野市、富士宮市、小山町等の周辺で栽培されています。
これらの地域は富士山から流れ出る地下水の温度が一定しているため、この水を流し続けることで冬は保温効果が保たれます。水をかけながら育てるためこの名前がついたそうです。

水かけ菜の栽培方法

みずかけ菜は米の栽培の裏作として、稲刈り後の10月くらいから始まります。
畝(うね)と呼ばれる溝を田に作りそこに、富士山の湧き水を浸透させ、その保温効果で冬の栽培を可能にしています。
厳しい季節に作ることで病害虫からの防除が必要ないという利点があります。これは必然的に無農薬ということになります。

みずかけ菜の食べ方・料理

主に漬け物(みずかけ菜漬け)で利用されます。これは塩だけで漬けられ、添加物や保存料も使われていないそうです。
他には、サラダや和え物、おひたし、炒め物、汁物、椀物等で利用されます。

水かけ菜に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

水かけ菜・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 25  2,9  0,1  4,7  7  400  110  64  1,0   0,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 190  0,11  0,23  240  88  0  2,8  0

栄養成分の詳細
水かけ菜に多く含まれる栄養成分。

 

 

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水かけ菜の効能

比較的ミネラルやビタミンは多いほうだと思います。
注目したいのはビタミンC。免疫力を高める白血球の働きの強化や、抗ストレスビタミン、メラニン色素の生成の抑制、赤血球の合成など多様な役割をしています。
そして、強い抗酸化力により過酸化脂質の生成を抑制し、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの予防効果もあります。発ガン物質であるニトロソアミンの形成を抑える働きもありますから、抗がん作用も期待できます。

又、アブラナ科の野菜ですから、がん予防効果があるイソチオシアネートも含まれていると思います。

水かけ菜の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬(みずかけ菜漬けは1月から4月までの季節限定販売です)
  • 理想的な保存方法・・・生のものは短時間で萎れますから、漬け物が適しています。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・漬け物も鮮度が落ちやすいため、開封したものは2・3日が限度です。冷凍もできますが1週間以上置くと味が変わります。

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