
あさつきはネギ属の球根性多年草です。
元々野草で今でも山野や浜、岩場等に自生しているそうです。
見た目はほとんどネギなのですが、ネギに比べて細く色も薄いのが特徴です。
漢字では「浅葱」と書くように、色がネギより薄い(浅い)ことが名前の由来になっているといわれます。
あさつきの地方名・別名
イトネギ、アサヅキ、キモト、ウッシビル、センブキ、センボンネギ、センボンワケギ、ヒメエゾネギ、等。
あさつきの産地
広島県、石川県、北海道、福島県、山形県、群馬県、茨城県、等が主な産地です。
あさつきの食べ方・利用方法・料理
特の辛味と風味があることから汁物・鍋物、煮物、そうめん等の薬味で良く利用されます。
料理では、ぬた、和え物、サラダ、酢の物、かきあげ、等が挙げられます。
あさつきのベランダ栽培
専用のブランターに必要な肥料を施した用土を入れ、アサツキの新球を間隔を空けて植え込みます。植え付けは夏です。
植え付け後は水を与えます。1週間位で芽が伸びますが、乾燥しないように定期的に水を与えます。
5cmくらいになったら肥料を追加するようにしましょう。
収穫は20cmくらいになってからです。このとき株を残して切り取れば再び収穫することができます。
収穫時期は秋と春が一般的です。
収穫後も肥料をを与えれば、1度の植え付けで複数年は収穫することが可能です。
あさつきに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
あさつき・生
エネルギー |
タンパク質 |
脂質 |
炭水化物 |
ナトリウム |
カリウム |
カルシウム |
リン |
鉄 |
亜鉛 |
Kcal |
g |
g |
g |
mg |
mg |
mg |
mg |
mg |
mg |
33 |
4,2 |
0,3 |
5,6 |
4 |
330 |
20 |
86 |
0,7 |
0,8 |
ビタミンA |
ビタミンB1 |
ビタミンB2 |
葉酸 |
ビタミンC |
コレステロール |
食物繊維 |
食塩相当量 |
μg |
mg |
mg |
μg |
mg |
mg |
g |
g |
62 |
0,15 |
0,16 |
210 |
26 |
0 |
3,3 |
0 |
栄養成分の詳細
あさつきに多く含まれる栄養成分。
あさつきの効能
野菜にしてはたんぱく質が多く含まれているほうです。
たんぱく質は人体の構成部分として必要な成分です。免疫抗体、血液成分、遺伝子、神経伝達物質、エネルギーなどにも利用されます。
カリウムも豊富です。ナトリウムの吸収を防ぎ、血圧を下げる作用から高血圧を予防する効果があります。
辛味成分は硫化アリルです。これには血液をさらさらにする効果や疲労回復、不眠症の改善等に有効です。
あさつきの旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・一般的には冬から初春
- 理想的な保存方法・・・濡れ新聞紙で包み立てて保存するのが理想
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・3~4日
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