かさご

かさご

かさごはカサゴ目フサカサゴ科に属する海水魚です。日本海と太平洋西部の沿岸の岩礁に生息しています。
体長は大きくても20cm程度で、体のわりには目が大きく「めばる」のような形をしていますが、こちらは海底の岩の隙間等に生息しているため茶色のまだら模様があり保護色のようになっています。
鰭に棘があり刺さると痛いですが毒はありません。小さいものは「ハオコゼ」と間違えますから注意が必要です。

かさごの中でも「オニカサゴ」は深場の水深100~200m位に生息しています。
鮮やかな赤色で、体長は大きなもので30cmを超えるものもあり重量も2k近くなります。

かさごの地方名

関西では「がしら」と呼ばれます。他にも下記のように呼ばれています。

日本の方言名には、関西地方の「がしら」「がし」、山陰地方(鳥取・島根)の「ぼっか」、島根の「ぼっこう」、岡山の「あかめばる(赤眼張)」「あかちん」、四国徳島の「ががね」、瀬戸内海西部沿岸地方(広島・愛媛など)の「ほご」、九州は宮崎の「ががら」「ほご」、および、長崎・熊本・鹿児島の「あらかぶ」「がらかぶ」「がぶ」などがある。

引用元:wikipedia.

 かさごの食べ方・料理

良く知られているのはそのまま背中を開いて揚げる「から揚げ」です。2度揚げすれば骨までいただけます。
おにかさごのように大型はお造りが美味です。特に活かしたものをその場で捌くと絶品です。
癖がない白身ですから、魚料理はなんでもおいしくいただけます。おすすめはブイヤベースや アクアパッツァ、鍋料理等です。

 かさごの漁と釣り方

おにかさごは底引きで漁獲されます。
釣りの対象としても人気があり、堤防の周りやテトラの隙間、磯の岩の隙間などにオモリに一本針で身餌を付けてさぐるように釣ります。これは地域のより呼び名がありますが、「穴釣り」と通常呼ばれます。
船でも 狙いますが、船では胴つき仕掛けや吹流し仕掛けに身餌をつけたり、ジグやソフトルアーで狙います。ルアーでは「ロックフィッシュ」と呼ばれゲーム化されています。深場にいるオニカサゴは吹流しの片天秤2本針に夜光のタコベイトと身餌を付け狙います。

かさごに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

かさご・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 85 19,3  0,3  0,1  120  310  57  180   0,3   0,5
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 3  0,03  0,06  3  1  45  0  0,3

栄養成分の詳細
かさごに多く含まれる栄養成分。

 

 

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かさごの効能

カルシウムが比較的多く含まれます。これは骨や歯を丈夫にします。
又、ビタミンDも含んでしますから吸収率が高まるそうです。

かさごの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・一般的には冬だが通年おいしい
  • 理想的な保存方法・・・下処理をしてラップで冷蔵庫へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度

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おこぜ

おこぜ

おこぜとはカサゴ目の魚類の総称です。 「ハオコゼ」や「オニオコゼ」等がの種類がいます。
かさごや淡水のかじかに似ている魚で、どちらかというとグロテスクな形をしています。オニオコゼは沿岸の浅場から水深200m位の砂泥地に生息しています。
鰭の先に棘がありその棘には毒があるため刺されると激痛を起こします。 ハオコゼは堤防などの沿岸に普通にいますので注意が必要です。

食用とされるのは主に「オニオコゼ」「ダルマオコゼ」「オニダルマオコゼ」で大きなものでも30~35cm位にしかなりません。
ハオコゼは10~15cm位のものが良く見受けられます。

ちなみに「ミシマオコゼ」という魚がいますが、これはオコゼとは別種でスズキ目の魚です。食べてもあまりおいしいとはいえません。

おこぜの食べ方・料理

おこぜはその見た目からは想像できないほどの綺麗な白身で淡白な味わいがする魚です。
漁獲量が少ないため高級魚の部類に入ると思います。

食べ方は「お造り」が一般的です。薄造りにしてわさび醤油やもみじおろしの タレでいただくと上品な味が楽しめます。
他は「潮汁」やから揚げ、「ちり鍋」等の鍋の具材としてもおいしくいただくことができます。
ただし、料理にするときは背びれを取り除いてから捌かないと危険です。

おこぜの漁と釣り方

通常は底引き網や刺し網で漁獲されます。
瀬戸内海や九州各地で漁獲されますが、漁獲量はけして多い魚ではありません。

釣り方は中深場の100~200m位をかさごやむつを狙っているとかかることがありますが、専門に狙うことはほとんどないでしょう。
仕掛けは、片天秤の2本針か胴付き仕掛けに魚の切り身やいかの短冊といった身餌が一般的です。

おこぜに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

おこぜ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 85  19,6  0,2  0,2  85  360  31  200   0,4   0,7
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 2  0,01  0,12  3  0  75  0  0,2

栄養成分の詳細
おこぜに多く含まれる栄養成分。

 

 

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おこぜの効能

ビタミンB12が多く含まれます。これは造血作用にかかわるビタミンです。葉酸とともに悪性貧血を防いだり、神経や脳の機能を正常に保つ働きもあります。ビタミンB12は、葉酸と同様に赤血球のヘモグロビンの合成を助けます。他のビタミンに比べると必要とする量はごくわずかなのですが、補酵素としてさまざまな反応に関与しています。
たんぱく質や核酸の合成、中枢神経の維持、脂肪の代謝においても重要な役割をしています。

おこぜの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・一般的には夏だが通年おいしい
  • 理想的な保存方法・・・下処理をしてラップで冷蔵庫へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度

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えい

えいひれ

えいは軟骨魚類の板鰓亜綱(ばんさいあこう)というものに属する魚類です。
上か下から見ると横に広い魚で、鰓(えら)裂が下面に開きます。

えいと一言で言っても、全世界では530もの種類がいるそうです。主に海水に棲んでいますが、一部は淡水にも適応する種類もいます。
又、尾に毒針がついた種類(アカエイ・等)もいますから注意が必要です

えいの食べ方・料理

一般的に知られているのは「エイヒレ」と呼ばれるガンギエイの鰭の干物です。居酒屋などで良く置いてあります。
アカエイは刺身や煮物、ソテー等で食べられますが、死後時間が経過するとアンモニア臭がするので早めに 調理しましょう。

他には下記のような方法で食べられます。

北海道ではほとんどが下処理済みの状態で販売され、通称「カスベ」とも呼ばれる。種類は水カスベ・真カスベ。同様に、ヒレの軟骨部分を長時間煮て甘辛く煮付けたものを「カスベの煮付け」と呼び、一般的に食す。一部のラーメン店では、スープのだし汁用に隠し味として使用する店舗もある。

引用先:wikipedia.

えいに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

えい(かすべ)・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 84  19,1  0,3  0,1  270  110  4  170   0,9   0,5
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 2  0,05  0,12  3  1  80  0  0,7

栄養成分の詳細
えいに多く含まれる栄養成分。

 

 

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えいの効能

えいには「コラーゲン」が多く含まれます。

コラーゲンは体内のタンパク質の約40%程度を占めていて、細胞などをつなぐ役割をしています。不足した場合は、肌が水分を失い老化が進んでいきます。
さらに骨を丈夫にして、骨粗しょう症や関節炎を予防する効果や、眼精疲労や老眼の改善、老人性白内障の予防にも役立ちます。

えいの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・夏~秋(アカエイ)
  • 理想的な保存方法・・・下処理をしてラップで冷蔵庫へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度(乾き物のエイヒレは長期保存が可)

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うまづらはぎ

うまづらはぎ

うまづらはぎはフグ目カワハギ科に属する海水魚です。
「馬面剥」と書くように、馬のように口元が長く伸びている魚です。北海道以南であれば近海でどこでも見受けられます。
大きなものでも30cm弱位にしかなりません。

かわはぎに似ていますが、こちらはやや長細い形をしており、体色はかわはぎより濃く、尾も深青色をしています。
ただし、皮を剥ぐと見分けがほとんどつかないためスーパーなどではたまに「かわはぎ」として売られていることがあります。

上記のものが皮を剥がして「ムキ皮ハギかわはぎ」として売られている「うまずらはぎ」です。尻尾が青黒いことで判断できます。

うまずらはぎの地方名

縮めて「うま」とか「うまずら」とも呼ばれます。
他は地域によって下記のように呼ばれているそうです。

カングリ(秋田県男鹿半島付近)、コウグリ(新潟)、コウゴリ、バクチコキ(富山)、ウマヌスト(三重)、オキアジ(鳥取)、ツノギ(岡山)。

引用先:wikipedia

 うまずらはぎの漁と釣り方

定置網や底引き網で漁獲されます。
専門に釣ることはないでしょう。かわはぎやキス釣り、又はこませ釣りをしていると外道としてかかってきます。
堤防などで専門に獲る方法としては「ギャング針」とか「ハギ掛け」と呼ばれる多数の針が付いた仕掛けで引っ掛ける方法があります。 

 うまずらはぎの食べ方・料理

かわはぎと食べ方は一緒です。生でも煮ても焼いても、干物でもいただけます。
ただ、刺身にするとこちらのほうが少し味が落ちます。

うまづらはぎに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 うまづらはぎ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 80  18.2  0,3  微量  210  320  50  160   0,4   0,5 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,01  0,13  4  微量  47  0  0,5

栄養成分の詳細
うまづらはぎに多く含まれる栄養成分。

 

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うまづらはぎの効能

かわはぎの栄養成分とほとんど変わりません。
うまずらはぎのほうがカルシウムが多く含まれています。カルシウムは骨や歯を丈夫する働きがあります。

うまづらはぎの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋~冬
  • 理想的な保存方法・・・下処理後、キッチンペーパーなどで包みラップをして冷蔵庫へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度(干せば1・2週間は持つ)

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いとよりだい

いとよりだい

いとよりだいは、硬骨魚網スズキ目イトヨリダイ科に属するか異種魚です。
魚体は腹部以外は赤みがかかった鮮やかな色をしており、腹には黄色の横線が数本走っています。 大きなものでも40cm位にしかなりません。
本州中部以南の水深50~100m前後の中深場の泥砂に生息している魚で、スーパーなどではあまり一般的ではありませんが大変おいしく、関西では高級魚の部類に入ります。

いとよりだいの地方名

尾びれの上部が糸状になっているためか「イトヒキ」とも呼ばれます。
沖縄では「 イジュキン」とも呼ばれるようです。

いとよりだいの食べ方・料理

身がやわらかい魚ですから生で食べるのであれ「霜皮造り(湯引き)」が良いでしょう。
くせがない魚ですから 、焼き物、蒸し料理、フライやてんぷら、から揚げなどの揚げ物といった和風料理の他、洋風料理や中華料理でもおいしくいただけます。

いとよりだいの漁と釣り方

底引き網や刺し網、延縄で漁獲されますが、水揚げはけして多くありません。
専門に狙う釣り方はないと思います。アマダイを狙っているとたまにかかります。

いとよりだいに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

いとよりだい・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 93  18,1  1,7  0,1  85  390  46  200   0,5   0,4
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 28  0,04  0,08  5  2  70  0  0,2

栄養成分の詳細
いとよりだいに多く含まれる栄養成分。

 

 

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いとよりだいの効能

カリウムが多く含まれますが、カリウムには、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する環境づくりをしています。又、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があります。

リンはカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。

いとよりだいの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋から春先(通年おいしい)
  • 理想的な保存方法・・・下処理をして水分をとり、ラップで冷蔵庫へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で3~4日程度

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いしだい

イシダイ

いしだい(石鯛)は、スズキ目イシダイ科に属する海水魚です。
幼魚から若魚のころははっきりとした黒い縦縞があることから「縞鯛」と呼びます。 又、「サンバソウ」とも呼ばれます。
大きくなるにつれ次第に縞は薄くなり、老成魚にもなると口元だけが黒くなるため「クチ黒」ともとも呼ばれます。

いしがきだい
ちなみに、同属に「いしがき鯛」がいますが、 これは縞ではなく黒い斑点があるもので老成すると口元が白くなるため「クチ白」と呼ばれます。
いしがき鯛との交配も確認されているようで、これは「ナガサキイシダイ」と呼ぶそうです。

どちらも肉食魚で、さざえやあわび、とこぶし、等の貝類やかに等の甲殻類、うに類、岩場につく亀の手やフジツボ等も捕食します。
通常見られるものは大きくても50cm位ですが、離島の岩場などで釣り上げられるものは7~80cm・重量も7~8kあるような固体もいます。

北海道以南はどこでも生息していますが、大きなものは伊豆諸島や伊豆半島南部、九州・四国の南部等で良く見られます。

いしだいの地方名

若魚のころの「縞鯛」や「サンバソウ」、老成魚の「クチ黒」は各地で呼ばれている名前ですが、地域によって下記のように呼ばれています。

シマダイ(若魚・各地)、サンバソウ(若魚・各地)、クチグロ、ギンワサ、ギンカゲ(オス老成個体・各地)、ハス(各地)、タカバ(富山)、ガダイ(神奈川)、ナベワリ(静岡-和歌山)、ナベダイ(愛知)、ワサナベ(和歌山)、ウミバス(大阪)、クロクチ(広島)、コウロウ(高知)、ヒシャ(長崎)、スサ(熊本)、クシャ、ヒサイオ(鹿児島)、クサネイオ(鹿児島県甑島)、ヒサ(鹿児島県種子島)など地方名が多い。サンバソウは能楽の用語「三番叟」に由来する。

引用先:wikipedia

 いしだいの食べ方・料理

刺身・お造りが一般的です。寿司だねにもなります。大きなものは2・3日おいたほうが美味しくなります。
塩焼きも美味しいです。刺身をとった頭を「かぶと焼き」にするのも良いでしょう。
特に癖がない魚ですから、煮物やフライなど、ほとんどの料理でいただくことができます。

 いしだいの漁と釣り方

主に定置網や刺し網で漁獲されます。
釣りの対象としても人気がある魚で、通常さざえやうに(ガンガゼ)、やどかり、赤貝、かに等を餌にして、専用竿とワイヤーやケプラーを使った専用仕掛けでの磯からの豪快なぶっこみ釣りです。
遊漁船やマイボートでも狙いますが、その場合はかわはぎ竿のような繊細な竿で「からすがい」等を餌に使い繊細な当たりを取らなければなりません。

いしだいに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

いしだい・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 156  19,5  7,8  微量  54  390  20  240   0,3   0,6
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 39  0,15  0,15  2  微量  56  0  0,1

栄養成分の詳細
いしだいに多く含まれる栄養成分。

 

 

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いしだいの効能

カリウムやリンは他の魚同様多く含まれています。
比較的多く含まれるのはビタミンAで、これは「目のビタミン」ともいわれ、その働きとしては、目に必要不可欠なロドブシンという物質を作るのに重要な働きをしています。ロドブシンは、暗がりでもわずかな光に反応してこわれ、脳に刺激を与えた後、元の形に再生される物質です。

いしだいの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・一般的には夏だが通年おいしい(特に冬は脂がのる)
  • 理想的な保存方法・・・下処理をして水分をとり三枚におろし、ラップで冷蔵庫へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度(大型はしばらく熟成させると甘みが出る)

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あまだい

アマダイ

あまだい(甘鯛)は、スズキ目キツネアマダイ科アマダイ属に分類される海水魚です。
肉食魚で小魚やごかいなどの多毛類、甲殻類を食べます。水深2・30mから300m位の海底の砂泥底にもぐるようにして生息しています。

日本近海には5種類のアマダイが見られ、そのうちの白アマダイ、赤アマダイ、黄アマダイが高級魚として食されています。
特に白アマダイは漁獲量も少なく最高級魚として扱われる地域もあります。大きさは40cmもあれば大きなほうですが、白アマダイは60cmを超えるものもいます。

あまだいの地方名

京都方面では「ぐじ」と呼ばれます。特に福井では「若狭ぐじ」と呼ばれます。
他にも下記のような地方名があります。

日本での地方名はオキツダイ(静岡)、グヂ(京都・舞鶴・大阪)、クズナ(大阪・福岡・壱岐)、コビリ、コビル(山陰地方)、スナゴ(愛媛)等がある。大韓民国では「옥돔(オクトム)」といい、済州島周辺がアカアマダイなどの漁場となっている。香港周辺では広東語で「馬頭(マータウ)」と称する。

引用先:wikipedia

あまだいの食べ方・料理

通常高級魚というとお造りや寿司だねにするのですが、あまだいの身はやわらかく水分があるため、そのまま刺身にすることはありません。
生で食べるとしたら「こぶ〆」が一般的です。

おすすめの食べ方としては、焼き物や干物、蒸し料理、です。
塩焼きや照り焼き(若狭焼き)、西京焼き、あるいは酒蒸し、一夜干し、等が絶品です。又、鱗が付いたまま焼く「鱗焼き」という料理もあります。
静岡県興津地方では白アマダイの一夜干しは「おきつ鯛」と呼ばれ、徳川家康も食した高級品として扱われています。

 あまだい漁と釣り方

漁獲量が多い魚ではありません。通常「底引き網」で漁獲されますが、延縄で獲る地域もあります。
主な産地は山陰地方の京都・福井・兵庫・鳥取・島根・山口といった日本海側です。
釣り方は、おきあみを餌にして片天秤2本針で60~80号のオモリで底を狙うという釣り方です。特にこませは使いません。
針が海底すれすれを漂うようにするのがポイントです。

あまだいに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

あまだい・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
113  18,8  3,6  微量  73  360  58  190   0,3   0,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 27  0,04  0,06  6  1  52  0  0,2

栄養成分の詳細
あまだいに多く含まれる栄養成分。

 

 

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あまだいの効能

他の魚同様、カリウムやリンが多く含まれますが、あまだいはビタミンあが比較的多く含まれています。
ビタミンAは「目のビタミン」とも呼ばれ目に必要不可欠なロドブシンという物質を作るのに重要な働きをしています。ロドブシンは、暗がりでもわずかな光に反応してこわれ、脳に刺激を与えた後、元の形に再生される物質です。

リンはカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。

あまだいの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・晩秋から冬
  • 理想的な保存方法・・・下処理をしてラップで冷蔵庫・干したものは冷凍も可
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・干した日数によるが、一夜干しは早めに食べたほうが良い(冷凍では長期間保存可能)

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こち

こち

こち(鯒)は海底の砂地に身を隠して生活する海水魚です。食性は肉食で、海底の色と同化し小魚や甲殻類、貝類、多毛類(ごかい・等)をつかまえて食べます。
何種類かのこちがいますが、カサゴ目コチ亜目とスズキ目ネズッポ亜目の二つの分類群に分けられます。

熱帯から温帯の海に生息し、大きな種類のものは1mを超えるようです。
通常こちというと「まごち」を言うことが多く、日本では中部以南の河口や沿岸の砂地に棲んでいます。

こちの種類

カサゴ目コチ亜目には下記のような種類が挙げられます。

  • まごち・わにごち・めごち・うばごち・等

スズキ目ネズッポ亜目には下記のような種類が挙げられます。

  • ねずみごち・ヤマドリ・よめごち・ニシキテグリ・イナカヌメリ・等

こちの食べ方と料理

食されるものは主に「まごち」と「ねずみこち」「めごち」です。
まごちは高級魚として扱われる地域も多く、主にさしみや洗い、煮つけ、からあげ等で 食べられます。
ねずみごちやめごちはてんぷらやフライが一般的でしょう。

こちの漁と釣り方

底引き網や地引網で漁獲されます。
釣り方としては、サーフや河口からのルアーフィッシング 、船釣りではキスを狙いながら釣ったキスやめごちを餌にした活餌釣りが有効です。

こちに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

こち・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 100  22,5  0,5  0,2  110  450  51  260   0,2   0,6
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,07  0,17  4  1  57  0  0,3

栄養成分の詳細
こちに多く含まれる栄養成分。

 

 

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こちの効能

カリウムには、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。又、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があります。リンはカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。

こちの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・一般的には夏だが通年おいしい
  • 理想的な保存方法・・・下処理をして水分をとり三枚におろし、ラップで冷蔵庫へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度

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しいら

しいら

しいらはスズキ目・シイラ科に属する海水魚です。表層を泳ぐ肉食魚で大型のものは2m、40k位にはなります。
比較的暖かい海を好み、全世界の熱帯・温帯地域に広く生息しています。日本では、夏の時期に暖流に乗って北海道まで北上します。

体の表面は黄色がかった緑色で背中にいくほど緑が強くなり黒ずんできます。泳いでいるときは青みがかかった銀色です。
雄は大型になるほど、頭部が突起してきます。

しいらの地方名

しいらはハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれます。ハワイでは大衆魚で好んで食されています。
フィッシュバーガーのフライはこのしいらだと言われます。

日本では下記のように呼ばれます。

シラ(秋田・富山)、マンビキ(万匹、宮城・九州西部)、シビトクライ(死人食らい、千葉)、トウヤク(高知西部・神奈川・静岡)、トウヒャク(十百、和歌山・高知)、マンサク(万作、中国地方中西部)、クマビキ(九万匹、高知)、ネコヅラ(猫面、九州)など、日本各地に地方名がある。

引用先:wikipedia.

しいらの食べ方・料理

しいらは刺身でもまずくありませんが、一般的には「フライ」や「ムニエル」で食されます。生では脂が少ないのでカルパッチョのほうがいいでしょう。
揚げたものにあんかけやタルタルソースをかけてもおいしいです。
又、バターやガーリックソテー、照り焼き、卵の煮付け等といった料理もおいしくいただけます

しいらの獲り方と釣り方

延縄や定置網、引き縄漁、専門の漁法では「しいら漬漁業」という漂流物に集まる習性を利用した方法があります。
釣りの対象魚としても人気が高く、主に船上からのルアーフィッシングやトローリングで狙います。

しいらに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

しいら・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 108  21,3  1,9  微量  50  480  13  250   0,7   0,5
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 8  0,20  0,15  3  1  55  0  0,1

栄養成分の詳細
しいらに多く含まれる栄養成分。

 

 

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しいらの効能

しいらにもカリウムが多く含まれます。カリウムには、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があります。
リンはカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。
たんぱく質は体を作っていくうえで必要な栄養素です。

しいらの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・夏から初秋
  • 理想的な保存方法・・・下処理をして手ごろの大きさに切りラップで冷蔵庫へ。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・脂が少ない筋肉質のため傷みが早いため、早めに料理したほうが良い。

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ひらまさ

 

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ひらまさ(平政)はスズキ目アジ科に属する海水魚です。食性は肉食で、あじやいわしなどの小魚やいか、甲殻類等を捕食します。
回遊魚で全世界の亜熱帯・温帯地域に生息し、日本では北海道南部で夏に見られます。
アジ科の魚類の中では最大のもので、大きなものは40k位にはなります。
記録では全長250cm、重量96,8kの固体が確認されているそうです。

ブリとの違い

ブリに極めて似ています。というか見分けが付きません。
ブリとの違いはまず大きさです。ブリの場合は最大でも10~12k位にしかなりませんが、ひらまさは数十キロになります。
大きさが同じ位のものを見分けるには、上顎の唇の角が丸みをおびていることや、体の黄色の縦帯がはっきりしている、胸鰭が腹鰭より短い、等が挙げられます。

ひらまさの地方名

ひらまさも地方によって呼ばれ方が変わります。

日本での地方名はマサ(東京)、ヒラス(大阪・高知・九州)、ヒラサ(瀬戸内海の一部)、ヒラソ(山陰)、テンコツ、ヒラソウジ(九州)等がある。

引用先:wikipedia

 ひらまさの食べ方・料理

ひらまさは高級魚です。
見た目はブリに似ていますが、食べてみるとブリに比べ 脂が少なくあっさりしています。ただ、あまりにも大型は身が筋張ってくるのでおいしくありません。一般的に好まれるサイズは1m未満の固体です。

食べ方はお造りや寿司だねが珍重されます。癖がありませんから、煮ても焼いても、どんな料理でもいただけます。

ひらまさの獲り方と釣り方

定置網や刺し網で漁獲されます。
釣り方は、活きた小魚やいか等を使った泳がせ釣りや「かもし袋」というイワシミンチのこませを詰める袋を使い、えさにさんまのぶつ切りやいかの短冊等を使う「かもし釣り」が一般的です。又、大型ミノーやジグを使うルアーフィッシングも盛んです。

ひらまさに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ひらまさ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 142  22,6  4,9  0,1  47  450  12  300   0,4   0,7
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 19  0,20  0,14  8  3  68  0  0,1

栄養成分の詳細
ひらまさに多く含まれる栄養成分。

 

 

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ひらまさの効能

ひらまさにもカリウムが多く含まれます。カリウムには、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する環境づくりをしています。又、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があります。

リンはカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。

ひらまさの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・夏
  • 理想的な保存方法・・・下処理をして水分をとり三枚におろし、ラップで冷蔵庫へ(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で3~4日程度(処理がよければ数日熟成させてもおいしい)

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