呼吸器系の構造と働き
呼吸器系は、酸素を体内に取り入れ、栄養素を燃焼してできた二酸化炭素を体外に排出するといった、「ガス交換」のような働きをしています。呼吸器系は、肺と肺までの空気の通路である気道に分けられます。
気道は、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支とつながっています。気管は10cm前後の管で、肺腔のあたりで左右2つに分かれていて気管支になり、左右の肺に入ります。左右の肺の中央には、気管支と肺動脈、肺静脈が出入りする肺門があります。
外呼吸・内呼吸
口から吸い込んだ空気が肺に入ると、空気中の酸素は肺を取り囲む毛細血管の血液に入ります。
体内で発生した二酸化炭素は、毛細血管内の血液から肺へと放出され、呼気として体外に出て行きます。
このようにして、肺では酸素と二酸化炭素が交換され、酸素を多く含む血液が全身の組織に運ばれます。肺のガス交換を、「外呼吸(肺呼吸)」といいます。
臓器や筋肉など体内の各組織では、毛細血管の血液から組織へと酸素が取り込まれ、二酸化炭素が血液中に移ります。このようなガス交換は、「内呼吸(組織呼吸)」といいます。
栄養成分についての知識 栄養成分についてのの詳しい解説は 下記のリンクをご覧ください。 スポンサーリンク |
呼吸器の働きと病気の種類
呼吸器系の器官には、「咽頭」・「気管」・「気管支」などがあります。
呼吸器系の病気といえばやはり「風邪」が最も身近なものです。
風邪は古くから、万病の元とも言われ大変な病気にもなりかねませんので注意が必要です。
例えば、肺細胞に細菌が入ると起こる「肺炎」も、もとはかぜなどが原因でかかりやすくなります。
他にも、急性気管支炎や気管支炎、気管支喘息などがあります。
呼吸器の病気に有効な栄養素
風邪や肺炎に効果を発揮する栄養素はビタミンやミネラルです。
各種のビタミンやミネラルをバランスよくとることが重要です。ビタミンCは免疫力を高め、ウイルスを撃退する働きがありますし、ビタミンAとCは肺炎にも有効です。他にも、レクチン、ラクトペルオキシダーゼ・シスタチンなどが効果的です。
気管支喘息に効果を発揮する栄養素は、炎症を抑えるEPAやDHA、免疫力を高めるβグルカンなどが有効です。そして、気管支喘息はアレルギーのもとが食品ということが多いので、対象になる食品を除くようにしましょう。
呼吸器の病気に効く食品
- ビタミンA・・・豚鶏レバー・あんこう・うなぎ蒲焼
- ビタミンC・・・アセロラ・グアバ・パプリカ・いちご
- βグルカン・・・干ししいたけ・まいたけ・アガリスクだけ
- レクチン・・・いんげん・大豆・じゃがいも・レンズ豆
- ラクトペルオキシダーゼ・・・牛乳・乳製品
- シスタチン・・・米・牛乳・卵
- EPA・・・はまち・きんき・まいわし・さば
・・・など
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