ケイ素の働き・効能
ケイ素はシリコンの主成分ともなっています。
ケイ素は、カルシウムがコラーゲンに沈着するのを助けて結合組織を強化する働きをします。
骨や歯、血管、爪、腱などの丈夫な組織には多く含まれます。
ケイ素の働きは、骨や腱、血管などにある結合組織を強化することです。
又、アメリカの疫学研究では「ケイ素はカルシウム以上に骨を強くする可能性が高い可能性がある」、ということがわかったようです。これは「地域コホート研究」という、同一地域に住む人を対象にした追跡調査研究で、長期間にわたり追跡調査した結果だそうです。
これがもし本当のことであれば、とかく日本人はカルシウムが不足していると言われがちですから、骨粗しょう症の予防や丈夫な骨を作るうえで有効な成分となるでしょう。
過剰摂取と不足
不足した場合は、皮膚がたるんだり、脱毛や爪が割れるといった症状があらわれてきます。
そして、血管に脂肪が沈着しやすくなり動脈硬化が進むといわれます。
ケイ素の上手なとりかた
体内に吸収されにくい特徴があります。
ただし、穀物の皮にも多く含まれていますので全粒粉の穀物類などで献立を組むと、吸収率があがります。
1日の摂取量・摂取基準
今のところ定められていません。
ケイ素を多く含む食材
ケイ素は穀類や野菜、魚介などに多く含まれています。たとえば、小麦(全粒)、玄米、あわ、ひえ、ほたて、菊のり、アスパラガス、じゃがいも、などです。
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