いか(烏賊)と一言に言ってもその種類は多く、例えば一般的に売られているヤリイカやスルメイカ、ホタルイカを初めとして、コウイカ、アオリイカ、アカイカ、ジンドウイカ、など、日本近海のものだけでも100種類を越えていると言われます。
中でも最も漁獲量が多いのはするめいかです。
その量としては、いかの総漁獲量の約40%近くを占めているといわれます。
良く見かける、するめいか、やりいか、ほたるいかを見てみますと、するめいかやヤリイカの場合はタンパク質やビタミンEが多く含まれています。
富山で獲れるほたるいかは、内臓にビタミンAやEを大量に含んでいます。
いかの料理としては、刺身や焼き物、煮物、炒め物、干物、洋食、などありとあらゆる料理法があります。これは使いやすさと価格、味の良さなどが関係しているのでしょう。
選ぶときのポイントとしては、色がつやつやしていて透明感があるものが良いとおもいます。
いかに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
するめいか・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal(カロリー) | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
88 | 18,1 | 1,2 | 0,2 | 300 | 270 | 14 | 250 | 0,1 | 1,5 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
13 | 0,05 | 0,04 | 5 | 1 | 270 | 0 | 0,8 |
あかいか・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
89 | 17,9 | 1,4 | 微量 | 200 | 330 | 12 | 280 | 0,1 | 1,2 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
4 | 0,01 | 0,02 | 2 | 1 | 280 | 0 | 0,5 |
こういか・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
66 | 14,9 | 0,3 | 0,1 | 280 | 220 | 17 | 170 | 0,1 | 1,5 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
5 | 0,03 | 0,05 | 3 | 1 | 210 | 0 | 0,7 |
ほたるいか・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
84 | 11,8 | 3,5 | 0,2 | 270 | 290 | 14 | 170 | 0,8 | 1,3 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
1500 | 0,19 | 0,27 | 34 | 5 | 240 | 0 | 0,7 |
やりいか・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
85 | 17,6 | 1,0 | 0,4 | 170 | 300 | 10 | 280 | 0,1 | 1,2 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
8 | 0,04 | 0,03 | 5 | 2 | 320 | 0 | 0,4 |
栄養成分の詳細
いかに多く含まれる栄養成分。
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いかの効能
いかは脂質が少なく低エネルギーなのが特徴です。
さらに、良質のタンパク質を多く含んでいますので体重コントロールやダイエットをしている人には有効ではないかと思います。
さらに、タウリンも多く含まれていますので、中性脂肪を減らす効果が高いでしょう。
そして、イカ墨には「リゾチーム」という成分があり、これには抗がん作用があるといわれます。
いかの旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・やりいかは秋から冬、するめいかは秋、ほたるいかは春
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度
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