オレイン酸

オレイン酸の働き・効能

オレイン酸とは、一価不飽和脂肪酸といい、紅花油やひまわり油・オリーブ油などに多く含まれます。

不飽和脂肪酸というのは、コレステロールを減らす作用がありますが、同時に酸化しやすいという欠点もあります。酸化した場合は細胞内のDNAを傷つけるので、がんの原因になります。

しかしこのオレイン酸は優れた脂肪酸で、酸化することでできる「過酸化脂質」を作りにくい性質をもっています。特にオリーブオイルは酸化に対する高い安定性をもっており、がんを抑制する効果が大きいとされます。

オレイン酸は豚や牛などの脂にも含まれていますが、同時に飽和脂肪酸も多く含まれますので、とりすぎると逆効果です。

 

一価不飽和脂肪酸

脂肪酸は、構造的な特徴から「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。

鎖状につながった炭素にすべて水素が結合しているのが飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸は、炭素と水素が結びつかずに炭素同士が二重結合している部分を持っています。

「一価不飽和脂肪酸」とは、この炭素同士の二重結合が1個のものをといいます。

ちなみに、2個以上のものを「多価不飽和脂肪酸」といいます。

 

パルトミオレイン酸

パルトミオレイン酸というオレイン酸があります。

このパルトミオレイン酸は脳内血管に入り込める希少な脂肪酸で、血管を丈夫にしますが中年を過ぎると急激に減ります。うなぎや本マグロのトロ、ぶり、マカデミアナッツに多く含まれます。

 

オレイン酸を多く含む食材

オリーブオイル、菜種油(キャノーラ油)、種実、調合サラダ油・・・など

 

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