ビールは、麦芽をビール酵母で発酵させたアルコール飲料です。
原料は水、麦芽、ホップ(香味料)、ビール酵母など。ホップとはアサ科のつる性多年草。苦味や香りを付けるのに重要な役目を果たしています。
アルコール分が20%未満、酒税法では以下のように定められています。
- 麦芽、ホップ及び水を原料として醗酵させたもの
- 麦芽、ホップ、水及び麦その他の政令で定める物品を原料として発酵させたもの(その原料中当該政令で定める物品の重量の合計が麦芽の重量の100分の50を超えないものに限る。)
ビールは、麦芽をビール酵母で発酵させたアルコール飲料です。
原料は水、麦芽、ホップ(香味料)、ビール酵母など。ホップとはアサ科のつる性多年草。苦味や香りを付けるのに重要な役目を果たしています。
アルコール分が20%未満、酒税法では以下のように定められています。
日本酒は米と麹、水を原料として醗酵させ、こした醸造酒です。
日本で造られている酒では「清酒」に分類されます。アルコール度は22度未満と定められています。
国税庁によると清酒は下記のような酒類をいいます。
参照:国税庁HP
毎年真鯛ののっこみ(産卵期)が始まると何回か船釣りに出かけます。
前回はのっこみ最盛期とまではいかなかったのですが、なんとかそこそこのサイズを釣ることができました。
この日も午前船でそこそこの釣果があったのということで、急遽支度をととのえて真鯛釣りに出かけてみました。
釣り場は駿河湾の奥。
沼津や静浦、重寺、古宇、久料といった港から遊漁船が何隻か出ています。
駿河湾の船つりは午前と午後、そして夕方から深夜、深夜から朝方までと季節と釣り物によって4回釣り船が出船します。
真鯛釣りはそのうちの午前と午後の2回です。
この時期の午後の釣り始めは13時半。そして終了が18時半で、釣りをしていられる時間は5時間となります。
この海域というのは、湾の奥になるためか外海に比べると潮の速さが緩やかなのが特徴です。
そのため、魚が居る棚にある程度正確に餌を届けなければ釣ることができません。
もちろんこませで魚を底から浮かせるというのも大切なのですが、魚が食ってくる棚を見つけるのはもっと大切なことなのです。
そのためには針の重さを変えたり、時にはガン玉やオモリを付けるということも有効です。そして船長の指示棚の上下をゆっくり探り、棚付近で誘いを入れるという作業も必要になってきます。
遊漁船には魚が居る所を見つける装置と、魚が泳いでいる深さ(棚)を見つける装置が付いています。
上の写真は船の周りのどの付近に居るのかが判断できる「ソナー」という装置です。
丸い円の真ん中が船の位置となり、映し出してる半径がこの時は40mに設定されています。
この円の中に生体反応がでることによって魚の群れがどの位置にいるのかが判断できます。
これは魚群探知機というもので、生体反応でるところが魚が泳いでいる層、棚ということになります。
つまり、ソナーで船の周りのどこに魚がいるのかが分かり、そしてその位置のどの水深を泳いでいるかということが分かることで、かなり正確に海の中の魚の位置が判断できるようになっているのです。
ただ、いくら真鯛が居る付近に餌がいったとしても100%釣れるとは限りません。基本的に魚自体にに食い気が無ければ釣れないのです。
時にはすぐ釣れますが、ほとんどの場合真鯛に食い気がでるまで待たなければなりません。
それか、上記でも書いたように、棚付近で付け餌をゆっくり動かす「誘い」という動作を行い、魚の食い気を促すということになります。
今では釣具メーカーが、遊漁船でも使える簡易的な魚群探知機を発売しています。
上の写真はシマノというメーカーが発売している「探見丸」という魚群探知機で、幾つかアイテムがあります。
これを使うことで、魚の反応が出た水深まで針が付いた餌をある程度正確に届けることができます。しかしあまりに船長の指示棚とかけ離れている場合は注意が必要です。
それは、自分が判断している反応が全て真鯛であるとは限らないからです。魚の反応は真鯛以外にも出ますから、指示棚とかけはなれた深さまで仕掛けを落とすと、魚を浮かすことができませんし、散らしてしまうことも考えられます。
そのため、画面に出た反応がどんな魚の反応なのか、ある程度は判断できるようになる必要があるでしょう。
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棚を合わせること、棚で誘いを入れる動作をすること、こませをぱらぱら出すこと、これ以外で最も重要なことは針に餌が付いているかです。
当たり前のことですが、真鯛釣りでなくても針に餌が付いていなければ魚は食いついてきません。真鯛釣りの場合は「オキアミ」が餌になります。
このオキアミが海中で針に付いているかを判断するには、仕掛け投入後に早めに仕掛けを何回か上げて見て餌が持っているか確認するしかありません。
餌が無くなっていたとしたら、針にもかからないような小魚が餌を取ってしまったことになります。そんな仕掛けを何時までも海の中に放置しておいても無駄な時間が増えるだけです。
早めに邪魔な餌取りがいるかどうかを判断するのはとても重要なことです。その結果餌取りが居る事が確認できたら、こませを振る位置や量を変えたり、餌のつけ方や量を変える等ということをしてみて、餌が取られない方法を見つける必要があります。
付け餌やこませワークでは餌取りをかわすことができないときがあります。そんなときば、思いきってこませを詰めないで投入するとか、こませカゴの放出口に餌が付いた針を埋め込んで投入し、棚に着いてしばらくしてから放出するという手もあります。とにかく餌取りが多いときはいろんなことを試みる必要があります。
初夏から夏にかけてミズナギドリ(水薙鳥)という渡り鳥がやってきます。
灰色っぽく、むくむくした羽の比較的かわいい鳥なのですが、けっこう始末に悪い鳥なのです。
釣り人がいる船の側まできて、海面や海中のこぼれたオキアミを潜って食べます。・・・どうやらオキアミが大好物のようです。
海に潜る深さも恐らく10~15m位で、時には投入した餌を追ってけっこうな深さまでついていきます。
その結果、針にかかってしまうのです。
磯釣りではカモメもときどき針にかかることはあるのですが、カモメは針を外してやろうと引き寄せてくると、ギャーギャーと大声で鳴きながら大暴れして噛み付いてきます。しかしこの鳥は比較的すんなり寄せることができます。
ただ、カモメは針を外すと仲間ごと逃げていくのですが、ミズナギドリのほうは逃げません。又懲りずに掛かってくることがあります。・・・結構しつこい、餌取りならぬ「餌鳥」です。
この後船の中に引き上げ、針を外して海に帰しましたがしばらくの間、何羽かの仲間とともに船の周りで釣り人のオキアミを追いかけていました。
まだ群れが少ないため、他の釣り人の針には掛かりませんでしたが、群れが多きいときはこの鳥を交わすのも一苦労です。
何しろかなり船の近くまでやってきますし、海中に投入した餌を追いかけて行きますから完璧な防御策はありません。被害にあわないためにはとにかく出きるだけ鳥が離れているときに素早く仕掛けを投入するしかないと思います。
釣りでいうところの「地合い」とは、魚が釣れそうな時間帯のこと。
通常は「上げ3分」「下げ7分」という、潮の満ち引きが影響するのですが、「夕まずめ」と「朝まずめ」と呼ばれる早朝と夕方も魚の食いは良くなります。
この時間帯は、植物性プランクトンに動物性プランクトンが活発に反応しそれを食べる魚の活性が上がるのだと言う説があります。
この日も夕まずめの4時半以降に地合いがやってきました。
PM2,5や黄砂の問題もまったく解決されないまま、今度は「鳥インフルエンザ」。・・・中国も何かと大変です。
鳥インフルエンザは日本でも過去に何度か、というか何度も発生しています。その都度迅速な密閉撲滅作戦をとり被害は最小限に抑えられてきました。
いかしその猛威は我々の印象に強く残り、何時どこで発生しても脅威を感じどうしても注目するようになってしまいます。
記憶の新しいところでは、2007年ごろ起きた宮崎県の鳥インフルエンザ。
その頃の宮崎県知事が何かと話題になっていた「東国原英雄」さん。彼が知事になったこと事態が大きな話題となったのですが、就任する前と直後に県内で大規模な鳥インフルエンザが発生しました。
就任1年生どころか、ちょっと前までお笑いタレントで活躍していた彼が、いきなりの大事件に素早く対応し、たしか約2ヵ月後位には終息宣言を出したようなきがします。
その後はタレント知事としての知名度を生かし、風評被害対策で多くのメディアやイベントに出て、宮崎地鶏の安全性とおいしさを懸命にアピールしていました。
その甲斐あってか、宮崎地鶏はちょっとしたブランド地鶏となり、一時は品薄状態になるほど全国的に名を知られるようになったはずです。
一度発生するとこのように大規模な被害を出すと共に、その後に発生する風評被害は相当なものです。
身近で起きている人たちは、鳥インフルエンザについては十分認識していると思いますが、私などはニュース位でしか知らないため今一その怖さがわかりません。
恐らくそんな方もいると思いますので、簡単に調べてみましたのでご覧ください。
Wikiを見ると下記のように書かれています。
鳥インフルエンザ(英語: Avian influenza, Avian flu, bird flu)とは、A型インフルエンザウイルスが鳥類に感染して起きる鳥類の感染症である。
家禽類のニワトリ・ウズラ・七面鳥等に感染すると非常に高い病原性をもたらすものがあり、そのタイプを高病原性鳥インフルエンザと呼ぶ。現在、世界的に養鶏産業の脅威となっているのはこのウイルスである。
人間がかかるインフルエンザはヒトインフルエンザウイルスというウイルスで、、鳥インフルエンザの原因となるウイルスとは感染対象が異なるそうです。そのため、通常は鳥インフルエンザウイルスがヒトに直接感染する可能性かかなり低く、しかももし感染したとしてもヒトからヒトへの伝染は起こりにくい。しかし、大量のウイルスに接触したり体質などでヒトに感染した例はあると言われます。
ただ、近年はヒトに感染する高病原性鳥インフルエンザ (HPAI) が現れました。鶏肉や鶏卵を食べてヒトに感染した事例はないそうですが、感染者の死亡率は過去に比べ上昇しています。これは毒性が強力に変異していると考えている専門家もいるようです。
世界保健機関 (WHO) も、いずれ鳥インフルエンザが突然変異を起こし新型ヒトインフルエンザになり世界的に大流行して、多くの死亡者が出る可能性があると警告しています。
春は真鯛の産卵期でもあります。
地域によっても違うのですが、おおよそ桜前線とほぼ時期を同じくして、冬の間水深100以上の深場に移動していた真鯛が、水深10~40m位の浅場に接岸して産卵期を迎えます。 そのため、この時期の鯛のことを「桜鯛」とも呼びます。
その年の水温等が影響しますので、実際には桜前線とぴったり合うことはないのですが、毎年だいたい桜の花が散りだす頃にはぽつぽつと、のっこみの真鯛も釣れるようになってきます。しばらくは釣れたり釣れなかったりが続くのですが、そのうち荒食いをするようになり、本格的なのっこみシーズンを迎えることになります。
この時期は真鯛が一年で最も大型が釣れる時期です。
水深15~20m位しかないような場所で、10k近いものが釣れることもあります。大きなものは他の時期でも釣れることはあるのですが、重量が最もあるのはこの産卵期の時期だけです。
又、産卵のために栄養を蓄えた身は脂が乗っており、まさに釣って良し・食べて良いし、という最高の時期なのです。
ちなみに「のっこみ」とは釣り用語で、産卵期のことです。
桜前線とは、気象庁がソメイヨシノの開花予想を発表した地域を線で結んだものです。
通常真鯛は船から狙うのが一般的です。
それは水深30~100m以上と比較的深場に居ますので、どうしても陸からは遠くなり船でしか狙うことはできません。
ただこの時期の真鯛は浅い所、水深10m位までやってくることもあります。
そのため磯釣りや手漕ぎボートで行けるようなポイントで掛かることがあります。しかも早い時期に浅場で掛かるものは5k以上の大型が多いのも特徴です。
上の写真は一般的な遊漁船による「こませ釣り」です。
仕掛けは片天秤と呼ばれる釣り用の天秤に「こませカゴ」とか「こませビシ」と呼ばれるものにオキアミやアミエビを詰め、ハリス(釣り糸)切れ防止のクッションゴムを装着し、そこから3~4号のハリス(釣り糸)を10~15m位とり一本針に餌のオキアミを付けるというもの。・・・簡単に言えば一本針の仕掛けです。
この仕掛けを海に投入し、海中にこませカゴで撒いたこませの中へ3~4号という見え難い細いハリスにオキアミ餌を付けた小さな針を漂わせ、空腹でふらふらしながら必死になって子孫を残そうとしている産卵期の真鯛をこませの煙幕でだまして釣るという、とてつもなく大人気ないスタイルの釣りなのです。
釣り方ですが、魚が居るポイントに着いたら船長が釣れそうな水深をアナウンスで言ってくれます。
この釣れそうな水深というのが「棚」と呼ばれるもので、こませでおびきだされた魚が針が付いた餌を食べるところなのです。
遊漁船には魚群探知機や今ではソナーまで装備されていますので、魚がどこにいるのか、どの深さで餌を食べるのかが、かなりの確率で判断ができるようになっています。
それでもこの棚というのは絶対ではないため、船長が指示した棚の上下2~3mをゆっくり仕掛けを動かして探るようにします。
特に春の真鯛は棚がはっきりしないことが多く、棚の上下を探るのは有効な手段になります。
棚が合い、魚に食い気があれば針に掛かります。掛かった魚は走り出しますから、竿は海中に引き込まれます。
軽く合わせを入れ、後はリールに付いているドラグという糸切れ装置を駆使してゆっくり巻いてくれば、初心者であっても糸が切れることなく大型の真鯛を釣る事が可能です。
まとめると、魚が居る所にお金を払って船で連れて行ってもらい、どの水深で針に掛かるのかまで教えてもらい、細い糸と小さい針で産卵期の魚をだまして、掛かったら高性能電動リールが巻き上げてくれる、実に簡単です。・・・こう書くとむしろ釣れないほうがどうかしてるように思えます。(笑)
磯釣りの人気ターゲットであるメジナには「口太メジナ」と「尾長メジナ」という種類があります。
写真のものは口太メジナと呼ばれるほうです。(因みに釣ったばかりのときはもっと青色に近い色をしています)
この大きさで、頭からしっぽの先まで約43cm、重量は1,6kg位です。この時期のめじなとしてはそこそこのサイズだと思います。
のっこみのためおなかに卵が詰まっているため重量があるのです。
ちなみにのっこみとは産卵期のことをいいます。
このメジナという魚は港の周りやテトラポット、近場の磯等、比較的身近な場所に生息しているためどこでも見ることができます。
しかし、どこでも生息しているという割りには、意外に近場では大きなものは釣れません。特に水温が下がるとなおさらです。
そのため、この位のサイズを釣ろうと思うと磯に行かなくてはなりません。磯には歩いても行ける「地磯」と渡船でしか渡れない「沖磯」があります。
沖磯に渡るのはもちろん釣り人で船も専用の装備がされています。渡される磯は観光目的のものではありませんからただの岩です。
もちろん手すりもなければ、平に削られているわけでもありません。中には立っていられるスペースは畳半畳位しかないようなところもあります。
そんな岩の上に真冬のようやく辺りが見え始めるような薄暗い頃に渡され、いくら荒れてない日を選んだといっても携帯の電波も届かないような海の上に7~8時間放置されるのです。
ライフジャケットや滑らないシューズを装備していますし、終わりの時間が来るまでに何回かは船が見回りに来てくれますが、一歩足を滑らせ、真冬の海に落ちるようなことがあればかなりの確率で溺死すると思います。現に海に落ちて流された人や亡くなった人の話はよく聞きます。
釣りが目的ですから一応レジャーか趣味になるのですが、興味がない人から見ればあの光景は軽い自殺みたいなものでしょう。
地磯はもっと危険です。
釣り場に行くまで切り立った崖を降りたり下ったりしながら行くようなところもあるのです。ましてや他に釣り人がいないことが多いですから、撤収の判断を誤り、もし流されたとしても誰にも見つけてもらうことすらありません。
しかしそんな危ない釣りにもかかわらず、真冬が近くなり水温が18度以下になってくると、このメジナを釣りたくて休みの日などは、人気がある磯に渡す船がある港には釣り人が押し寄せてくるのです。
それは、この魚を釣ることの面白さにはまったてしまったのと、邪魔な餌取りがいないので大型が釣れる事、そして春先の産卵に向けて白身特有の上品な脂がたっぷりのって、めじなが極上の味になるからなのです。
春になると山菜を採りに行く人も多いと思います。
私自身子どもの頃はその辺にふきのとうやわらびが生えていても、採りたいともたいして食べたいとも思わなかったのですが、何時頃からか春の山菜が持つ独特の苦さが懐かしくなりたまに採りに行くようになりました。
山菜が持つあの独特の苦味は天ぷらでいただくと何ともいえない美味しさです。
それを食べたくなって、いざ採りに行ってみるのですがもともと生えている所を知らないわけですから、ことはそれ程簡単ではなくなかなか見つけることができません。
特にタラの芽なんかになると、細~い木をやっとの思いで見つけても木の先端を見ると既にもぎとられてしまっています。
太い木を見つけても、高くて手が届かないようなものは、幹の途中から折られて肝心の先端が無いようなものもあります。
土地の持ち主が常に監視しているわけではないですから、どうしても早い者勝ち、見つけたもの勝ちということになってしまうのでしょう。それにしても、木の太い幹を途中でくじいてしまえば木は枯れてしいますから来年以降は採ることはできません。
そこまでして採りたいという人の神経を疑ってしまいます。
それに、まだ小さくて食べるところがほとんど無いようなものであっても、「ここで採らなくてもどうせ人に採られるわけだから先に採ってしまえ・・・」となってしまい育ってないものまで採ってしまいます。
先に採られたことが悔しくて採っていった人を非難するわけではないですが、先に見つければ間違いなく自分同じことをするのだと思います。
考えて見ればいい大人が情けない話です。スーパーに行けば2~300円で売っているのに・・・・この写真のようなものが。
地域にもよると思いますが、比較的簡単に見つけられる山菜をいくつか紹介いたします。
これらの山菜は栽培されているものあります。特に、タラの芽やわらび、ふきのとう、こしあぶら、行者にんにくといった比較的人気があるものは、山形や秋田、北海道、新潟、福島、群馬、等が生産量が多い産地となっています。
まだまだ多くの種類があります。詳しく知りたい方は下記のサイトが写真つきで紹介されていますので参考にして下さい。
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PM2・5については「中国の大気汚染、PM2・5が及ぼす健康への影響とその対策」で紹介したように、気管支喘息や気管支炎などの循環器疾患、花粉症、しいては肺がんといった健康被害が懸念されます。
又、土壌に浸透していくことで植物が汚染される可能性があることと、それを餌にしている家畜(産業動物)へも影響が出る可能性があるといわれます。
黄砂も何時頃からか毎年中国から飛来してくるようになりました。
黄砂とは、東アジア内陸部の砂漠等の砂塵のことです。これが砂嵐等の強風で上空に巻き上げられはるか彼方まで飛び散ります。
主に初春から初夏にかけて毎年のように飛散しますので、ちょうど2月頃から飛散するスギ花粉と被ることになります。
それに加えてPM2・5ですから、この時期花粉症に悩まされる人にとってはまさにトリプルパンチというしかないでしょう。
黄砂もPM2・5と同様粒子状物質です。
呼吸器や循環器への健康被害は韓国や中国、台湾でいくつかの事例が報告されています。
又、粒子に付着した物質や黄砂とともに飛来する化学物質の汚染度により健康被害に差があり、その症状には個人差が生じてくるそうです。
PM2・5と黄砂に関する情報を提供している新聞記事や公的機関からの発表の中で、役に立つ記事を幾つか紹介致します。
花見と言えば一般に桜を見ながら、料理やお酒を飲むという日本独自の風習です。
寒い冬が去り春の訪れを感じる喜びも含まれているのだと思います。
花見で鑑賞される桜はソメイヨシノが一般的ですが、国内で最も早く開花する「河津桜」がある静岡県河津町では毎年花見ツアーが企画され、関東一円から多くの観光客で訪れかなりの賑わいを見せています。要するに、桜の種類に関係なく、それほど日本人は花見が好きだということなのでしょう。
花見の歴史は古く、奈良時代(714年から約790年位)に存在した貴族の間で行われた「梅」をj鑑賞する行事が起源です。
そして、その後梅と桜が完全に立場が入れ代わるのは鎌倉時代だと言われます。
桜は毎年2月~4月にかけて開花します。
開花とされる判断は、気象庁が指標としている桜の木(標本木)で5~6輪の花の開花を確認できたときです。
この時期は開花予想が発表され、開花予想を結んだ線は「桜前線」と呼びます。
日本全国に桜の名所は存在します。
財団法人日本さくらの会による「日本さくら名所100選」なるものもあります。
その中でも有名な場所をいくつか挙げてみましょう。
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花見で食べられる料理としては、から揚げ、いなり寿司、ちらし寿司、サンドイッチ、焼肉、バーベキュー等が上位に挙げられますが、定番といえば「花見団子」と「桜餅」です。
花見団子は江戸時代から庶民の間で食べられている三色の団子です。
白い団子を間に挟み、上部が桜色、下部は緑色をしています。色は着色料やヨモギの緑を用いて作ります。
桜餅は、文字通り桜の葉を用いた餅です。
桜の葉を塩漬けにし、小豆の餡を入れた餅を挟みます。
初代山本新六が隅田川の土手の桜の葉を使い考案し、それを花見客が訪れる江戸向島の長命寺の門前で売り出しヒットしたそうです。
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
238 | 4,5 | 0,4 | 54,2 | 46 | 38 | 12 | 39 | 1,0 | 0,4 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
0 | 0,03 | 0,02 | 2 | 0 | 0 | 2,6 | 0,1 |
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
362 | 6,2 | 0,9 | 78,5 | 2 | 89 | 5 | 96 | 0,8 | 1,0 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
0 | 0,09 | 0,02 | 12 | 0 | 0 | 0,6 | 0 |
桜餅と三色団子(花見団子)多く含まれる栄養成分の詳しい解説は下記のリンクをご覧ください。
過去において急激な経済発展をするとき、その国は同時に深刻な環境汚染を招いています。
それは大気汚染や土壌汚染、重金属汚染、化学物質汚染、水質汚染、あるいは汚染水の海洋放出等様々です。
これは何も中国のみに限ったことでなく、イギリスの産業革命時代でも日本の高度成長期にも起きたことでしょう。
何でも、現在のエジンバラ宮殿の建物全体が黒くすすけているのは、今から200年程前の産業革命による大気汚染の名残りだそうです。
もちろん1960年代に起きた日本の高度成長期も、光化学スモッグや海洋汚染等様々な環境汚染により、「水俣病」や「四日市ぜんそく」、「イタイイタイ病」といった公害病が起きたことはまだまだ記憶に残る世代が多いと思います。
ただ、現在では当時とは違い様々な分野での環境技術も発達しているはずです。
それでもこのような過去の教訓を生かすことができないというというのですから、環境破壊が伴わない経済発展は、それほどまでに難しいということなのかもしれません。
又、深刻な環境汚染を非難しながらもその勢いを利用して自国の経済を豊かにしたいのですから、やはり人間はどこまでも身勝手だということなのでしょう。
私のような経済音痴の素人がいくら考えても中国の経済発展はどこまで続くかわからないですが、まだまだこの先もその環境への負担は続くと思います。そしてその影響は我々の健康を何らかの形で害していくことだけは間違いないと思います。
微小粒子状物質(PM2・5)とはいったいどのようなものなのでしょう。
簡単に調べてみると、大気汚染の原因になる微粒子全般のことを言うようです。
この微粒子は工場の粉塵や黄砂のような飛散土壌等がこれにあたり、その大きさはマイクロメートルという固体や液体の微粒子です。
ちなみに1マイクロメートルは0,001ミリメートル、1000ナノメートルとなります。
PM2・5は下記のように粒子状物質に分類される大きさを表しています。
大気中に浮遊する微粒子のうち、粒子径が概ね2.5μm以下のもの。粒子径2.5μmで50%の捕集効率を持つ分粒装置を透過する微粒子。日本では訳語として「微小粒子状物質」の語が充てられるが、日本以外では相当する熟語はなく専らPM2.5と呼ぶ。PM10と比べて小さなものが多いため、健康への悪影響が大きいと考えられている。
引用元;wikipedia
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PM2・5は上記のように人の健康へも深刻な影響を及ぼすと考えられます。
PM2・5には硫酸塩やスズ、銅、亜鉛等の重金属の微粒子が含まれています。
これは大気を中を漂っていますがいずれは地上に落ちることになります。それが土壌に浸透していくことになると植物が少なからず汚染されることになると思います。
植物はもちろん野菜や果実等の農産物も含まれますから要注意となるのは明らかでしょう。
専門家によれば、生野菜の緑色が濃いものは避けたほうが良いそうです。これは「硝酸性窒素」が多くなると緑色が濃くなるそうです。既に影響が出ている地方もあるそうですが、ここでは誤解を招く恐れがありますので不問にさせていただきます。
ただこれは素人目に判断することは難しいようですから、できれば専門家等に問い合わせることが懸命だと思います。
植物が少なからず汚染されるとなると、それを餌にしている家畜にも影響を及ぼす可能性があるという専門家もいます。
又、米はカドミウムを吸収しやすいらしいですから中国産は注意したほうが良いとのことです。
微小粒子状物質は肺胞や気道よりさらに奥に付着します。
そのため人体へも直接悪影響を及ぼすことになり、気管支喘息や気管支炎などの循環器疾患、花粉症、しいては肺がんといった健康被害が懸念されます。
ただし、どの程度の濃度に達するとがんの発生率が上がるかというのはまだ解明されていません。
最近の研究では脳梗塞の発症リスクが1,5倍になるそうです。
一方で、石原伸晃環境相は2013年2月8日の記者会見で下記のように述べていますので今後の動向に注目したいところです。
石原伸晃環境相は8日の記者会見で「専門家の話では現在、環境基準を一時的に超えても、健康被害に直結することは考えにくいのではないか」と指摘。一方で、「黄砂が関東、東北地方まで来るような恒常的な事態を想定し、専門家に指針を策定していただく」と述べた。
引用元:msn産経ニュース(2013.2,9 08;25)
深刻な大気汚染が伝えられる北京では外出を控える呼びかけが行われているそうです。しかし、家にいても窓を開けてしまえば同じことでしょう。
予防方法としては下記のような方法が挙げられます。
これは専門的な記述がされている下記の記事を参考にしてください。
N95マスク(Particulate Respirator Type N95)とは、米国労働安全衛生研究所(NIOSH)のN95規格をクリアし、認可された微粒子用マスクのこと。
N95 規格とは、米国 NIOSH(National Institute of Occupational Safety and Health)が定めた9種類(後述)の基準の中で最も低いもので、「N」は耐油性が無いことを表し(Not resistant to oil)、「95」は試験粒子を 95% 以上捕集できることを表している。引用元:wikipedia.
上記のようにマスクが高機能であっても、その機能を十分に発揮させるにはいかに自分にフィットさせるかが問題だとされます。
そのためには、最低年1回のフィットテストが必要になります。又、マスクを着用する度に「シールチェック」を行うことも重要になります。
「シールチェック」とは、両手でマスクを完全に覆うようにして息を吐き、息がマスクから漏れないかを調べる方法です。漏れるようであればゴムひもで調節を行います。
フィットテストとは,マスクを着用したうえでフードをかぶり,フードの中にサッカリンエアロゾルなどの臭いを感知できる物質を発生させ,深呼吸や普通の呼吸、顔を左右上下に動かす、声を出す、等をして中に発生させた物質の臭いを感じないかをテストするものです。
臭いを感じた場合はマスクとの間に隙間があることになります。