【食べ合わせ】うなぎと梅干しを一緒に食べたらどうなるか

食品の食べ合わせ

昔からよく言われますね。あれとあれは食べあわせが悪いだとか良いだとか・・・

これは、いっしょに食べると腹をこわすなどといわれる食材の組み合わせのことですが、はたしてそんなことが本当に起きるのでしょうか?

よく言われるのはここでも取り上げた、「うなぎと梅干」あるいは「てんぷらとスイカ」、「カキ氷とてんぷら」などです。さらにネットで調べると、「そばとたにし」「蟹と柿」「まつたけとあさり」「どじょうと山芋」等たくさんでてきます。

この食べ合わせというのは、元はというと中国の研究と思想を食材にあてはめたのが始まりみたいですが、特に根拠がないものや高級食材を食べ過ぎないようにするため、痛みやすいものを食べて腹を壊さないため、などのいましめからもきているようです。

ただ中には本当に一緒に食べると胃腸に負担がきたり、消化を悪くするようなものも含まれているようです。しかし、食中毒や下痢を起こすというほどのことはないみたいです。

 

実際に食べて見た

うなぎと梅干を実際に食べてみたことがあります。

梅干ではなく梅漬けでしたが特に何も起きませんでした。又、付け合せとしてはあまりおいしいということはありませんから、あえて食べる必要はないですね。

ただ、栄養成分からみると特に悪い組み合わせではないと思うんですよね。

梅干には各種ビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれます。効果としては、胃腸の働きの増進や疲労回復、殺菌効果、抗酸化作用などがあります。一方うなぎのほうは、脳卒中の予防や高血圧の予防、皮膚やなどの健康維持、疲労回復、など様々な効果があります。

こうしてみると、どちらも個性が強い食べ物ですが、人間の健康のためにはけして悪い組み合わせとはいえないと思います。

おそらく、梅干の食欲増進効果を恐れ、うなぎを食べ過ぎないようにするというところから来ているのではないかと言う気がします。

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ヒロメ

和歌山の新特産品「ひろめ」

ひろめという海草をご存知ですか?

私はつい最近まで知りませんでした。先月和歌山のほうに用事で出かけたとき初めて見かけました。

ひろめは和歌山県の紀南地方 (田辺市・串本町・等)で養殖されている海草の一種で、どうやら和歌山の「新特産品」らしいのです。・・・といっても、よくよく調べてみると千葉県の一部地域でも食用とされているようですけど。

わかめの近縁海草らしく、「ヒトハメワカメ」とも呼ばれています。たしかに見た目はわかめみたいな感じですが、こちらのほうが磯の香りなのか独特の風味があるような感じがします。

既に、県外へも出荷されており、大阪府内のイオン系列店「ジャスコ」では2年ほど前から取り扱いが開始され、その後も継続的に販売されているようです。ただ、収穫されるのが年明けから春先みたいですから、他の時期は冷凍ものになるのだと思います。

 

ひろめの食べ方

私は友人の家でサラダで食べさせてもらったのですが、きれいな緑色をしていて歯ごたえも良く、和風のドレッシングとの相性もかなり良かったです。たぶん、マヨネーズでもいけるでしょうし、そのまま山葵醤油につけていただいてもおいしいと思います。

他の食べ方としては、味噌汁の具材なんかも一般的ですし、鍋物や酢の物、和え物、なんかもおいしくいただけるようです。

ネットで調べてみると、しやぶしゃぶや五目寿司のねた、吸い物、おから和え、からし味噌和え、ポン酢和え、等が紹介されています。どれをとってみてもヘルシーで他の食品との相性もよさそうなので、是非試してみてください。

 

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ダチョウの卵からインフルエンザ抗体マスク?

だちょうの抗体

「だちょうの卵が人類を救う」、という話を聞いたことがあるでしょうか?・・・私は知りませんでした。

この話は結構前から話題になっているようで、どうやらダチョウに抗体を打つことによって、体内で生成され抗体が卵にも送り込まれます。この卵から抗体を抽出して「新型インフルエンザ」予防のためのマスクを開発したということです。

開発されたのは、獣医学博士の「塚本康浩」という先生で、なんでも1999年にダチョウ牧場「オーストリッチ牧場」のダチョウ主治医に就任されたから、本格的にダチョウとダチョウの抗体について研究を始められたといわれます。

既に、過去に京都であった鳥インフルエンザ騒動のときに、消毒などのため現場に立ち入るため防護服やマスクをするのですが、この人たちが着用する防護マスクとして開発され、使用されたようです。

その後「オーストリッチファーマ株式会社」というベンチャー企業も立ち上げ、商品化もすすみ、BCEや肺がんなどといった感染症の診断薬、感染症や食中毒の治療薬、空気清浄機、インフルエンザ防止用マスク、などといったたものも世に出しているようです。

 

なぜダチョウだったのでしょう?

ダチョウは空は飛ばないのですが、鳥の仲間です。しかも鳥の仲間では世界最大です。

しかも飛ばないのに走るスピードは2足歩行の動物に中では世界最速とのことです。

生命力が強いのも特徴らしいです。生命にかかわるような怪我をおっても、以外に回復力が早く怪我の内容にもよりますが数ヶ月で元通りになるようなこともあると聞きます。このようなことがきっかけになり、ダチョウの抗体を利用すれば人間の細胞を守ってくれるのではという発想で研究が始まったようです。

ダチョウの卵は、鶏の卵に比べ飼育コストも安いというのも利点だったようですね。又、1個の卵から約8万枚の抗体マスクを作ることができるという点も、低コストを実現できたところだったみたいです。

今や数々のメディアで取り上げられたり、本を出したりなど、すごい注目され具合ですが、それにしても、花粉症やアトピー性皮膚炎に有効なものがダチョウから作られるとは・・・あらためて驚くばかりです。

 


 

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ダチョウの肉

だちょうの肉もいつごろからだったか一部で注目されていたと思います。

ダチョウ肉は一般的にいわれているのは、低カロリー高たんぱく、低脂肪と、大変優れた栄養価をもっています。又、脂肪の燃焼に必要なカルニチンや筋肉への供給を増大し、筋肉の持続力に作用するクレアチンという物質も豊富に含まれます。

確かに、たんぱく質の量は100g中25,8gと牛や豚とそれほど変わりませんが、脂質やコレステロールは少ないですね。特に、脂質は豚肉の10分の1位です。鉄分は逆に多く含まれていますから、赤身の良質肉ということなのでしょう。

野生動物感が強いので臭みが気になるのですが、どうやら臭みはいっさいなく、しかも軟らかいみたいです。

ただ、そのわりにはあまり見かけませんね。肉やに行ってもみかけませんし、スーパーなどでは当然みかけません。・・・恐らく、健康にも良いですしまずくはないのでしょうけど、それほどおいしいというものでもないのでしょう。それに、珍しさが先行して食肉としてはあまり手が出ないのかもしれません。

 

 ダチョウ肉の食べ方

せっかくですから、ダチョウの肉や卵を使ったレシピを少し取り上げてみたいと思います。興味がある方はチァレンジしてみてください。

親子丼

鶏の親子丼と作り方はそれほど変わりません。 だし汁に対して酒大2・醤油大5・砂糖大3、後は肉を細切れにたまねぎを入れて煮ます。後は溶き卵を入れ少し煮てできあがり。

カレー

食べやすい大きさに切った肉を始めフライパンなどで焼き目を少し入れるといいでしょう。肉のうまみを閉じ込められるとききます。

刺身

臭みがなく軟らかいからか、刺身が一番おいしいようです。薄切りにし好みの薬味で食べます。カルパッチョもおいしいみたいですよ。

 かつ

野菜などを巻いてロールかつにするか、串かつがおすすめです。レモンをかければビタミンCも摂取できます。

 ステーキ

焼く前に塩コショウをして、好みの焼き加減でいただきます。質がよければレアがおいしいでしょう。山葵醤油でたべるのもありです。

サラダ

好みの野菜を食べやすい大きさに切り、市販のドレッシングでいただきます。手作りのドレッシングがあればなおおいしくなること間違いなしです。

 

このように、他の肉を食べるときのように一般的な食べ方でもけっこう合いますし、くせがありませんからちょっと工夫した創作料理でもいけると思います。

 

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チーズの種類とその特徴

チーズにはいくつか種類があるのですが、製造方法により「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」に分かれます。さらにナチュラルチーズは7つのタイプに分類することができます。その種類と特徴は下記のようになります。

プロセスチーズ

ナチュラルチーズを1種類から数種類混ぜて熟成加工したものです。保存性には優れていますが、チーズ特有の熟成がないので味は一定です。スーパーなどで良く売られています。

フレッシュチーズ

これはほとんど熟成されていないチーズです。牛乳に乳酸菌や酵素を加え水分を抜いたものと考えていいでしょう。他のチーズに比べ軽い酸味があるだけで独特のくせがありません。クリームチーズやモッツァレラがこれにこれにあたります。

ウォッシュチーズ

チーズの表面に「リネンス菌」と呼ばれる菌により熟成させ、熟成過程に酒や塩水をふきつけながら洗うという工程を行ないます。くせがあるのが特徴です。リヴァロやエポワースなどといったものがあります。

シェーブルチーズ

山羊(シェーブル)の乳で作られたナチュラルチーズです。ヴァランセ、サントモール、シャビシューなどといったものがあります。

セミハードチーズ

これはチーズの制作工程で、プレスして水分を少なくしたものです。そのため比較的硬い仕上がりになっています。ゴーダ、マンゼル・バベット、などといったものがあります。

ハードチーズ

セミタイプのチーズより水分を少なくし、さらに強くプレスしたチーズです。熟成期間が長いので硬く濃厚です。大きく重量もあります。チェダー、エメンタールなどといったものがあります。

白カビチーズ

ホワイトチーズとも呼ばれます。表面の白カビにより熟成させています。くせが少なくマイルドな口あたりを楽しめます。カマンベールやブリーなどといったものがあります。

青カビチーズ

ブルーチーズとも呼ばれます。青カビを繁殖させて熟成したナチュラルチーズです。塩味と独特の香りがあります。ゴルゴンゾーラ、ロックフォール、スティルトンが代表的なものになります。

チーズ・盛り合わせ


 

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ブルーチーズに含まれる栄養成分

下記はブルーチーズの可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。ただし、種類によって多少は含有量に変化はあります。

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 349  18,8  29,0   1,0  1500  1500  120  590   440   0,3

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 280  0,03  0,42  57  0  90  0  3,8

ナトリウムが1500あればやはり塩辛く感じるのは当たり前でしょう。

他のチーズ同様、ビタミンCと食物繊維以外は豊富に含まれていますから、完全栄養食といってもいいのかも知れませんが、コレステロールと脂質も多いですから食べすぎには気をつけたほうがいいかもしれません。

ブルーチーズの魅力と食べ方

「世界三大青カビチーズ」というものがあります。
これは、「ゴルゴンゾーラ・ピカンテ」「ゴルゴンゾーラ・ドルチェ」「ロックフォール」です。中でも、ロックフォールは青カビチーズの王様とも呼ばれています。

総じていえることは、独特な刺激がある香りと塩味が効いた風味があるということです。ただし、種類によっては塩味が控えめであったり、甘みを感じることができるものもあります。

簡単に言えば「複雑な味」ということです。

個性が強ければ、その分味わいも深くなる、子供は好きになれないかもしれませんが、大人はしっかりしたワインをくゆらせながら味わえば、豊かなひとときを楽しむことができるでしょう。美味しくたべるこつとしては、そのままパンにあわせるというのもありですが、マーマレードやジャムと組み合わせるとより複雑な味が楽しめます。

又、パスタやピザを焼くときに加えるとコクや風味が増してさらにおいしくいただけます。

チーズの栄養成分と食べ方のコツ

チーズは牛乳の栄養成分を凝縮して熟成させた食品です。そのため、たんぱく質やカルシウム、ビタミンAなどが牛乳より豊富に含まれています。又、白かびや青かび、フレッシュチーズなど、その種類により栄養素の量に違いがでてきます。
基本的に食物繊維とビタミンC以外はすべて含まれているいて、カルシウムの吸収率も効率よく摂取できるのですが、エネルギーや塩分、飽和脂肪酸も多く含まれています。

そのため、肥満などが気になる人は低脂肪のカッテージチーズなどがおすすめです。

チーズは緑黄色野菜とともに摂ると、カロテンの吸収率が上がります。あさりやいわしと組み合わせることでマグネシウムやカルシウムを摂れば、骨粗しょう症の予防効果も期待できます。カルシウムの吸収があがることで、神経を休ませることも可能です。カルシウムは神経伝達に影響していますから、神経の興奮や緊張を緩和することができます。

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魚を活け締めして風味の劣化を防いでおいしく食べる方法

鮮度が良い魚と悪い魚の見分け方

活きめじな

魚は鮮度が良くなければおいしくありません。生臭かったり、必要以上に柔らかかったり、歯ごたえが悪かったりなど、とても食べれたものではありません。

しかし、この鮮度というのはやっかいなもので、なかなか見た目では判断できないのです。特に大型食料品店に並んでいる場合、切り身になっていることが多いですし、丸のまま売っていたとしても見分けがつかないのが現実だど思います。

それにスーパーなどでは商品をおしいくみせるため特殊な照明を使っていますから、なおさら見分けが付きません。

この特殊な照明とは「ダイクロイックミラー付ハロゲンランプ」と呼ばれるもので、これは反射鏡により商品がおいしそうに見える波長を選んで反射するという、たいへんな優れものなのです。だから刺身などはすごく綺麗な色に見えたのに、家に持って帰って見たら色が違うなどと感じることがあるのです。

これを防ぐには、一度刺身を手に取りそのライトが反射しないところでもう一度良く見ることです。おそらく陳列棚から2mも離れればライトの影響は受けないと思います。

「ドリップ」が出ているものも避けましょう。これはサクで売られているマグロの刺身のトレーの底に出ている赤い肉汁です。ドリップには刺身のうまみ成分が流れ出していますからおいしくありません。

恐らく一度解凍したものを再冷凍したものだと思われます。

丸で売られている魚の鮮度の見分け方としては、「目が白く濁っている」「表面が乾燥している」「うろこが剥げている」「内臓部分が必要以上に軟らかい」「腹が裂けている」「悪臭がある」等が挙げられます。

鮮魚と活魚の違い

魚は死んだ後に、時間がたつにつれ身が硬くなる「死後硬直」という状態になり、その後身が熟成され腐敗へと変化していきます。

「活魚」とは生きている魚です。

一般に見かけるのは、料理店や旅館、市場などの水槽や生簀(いけす)で泳いでいる状態で保存されている魚です。お客さんに提供するときは水槽から出し、適切な処理を施し刺身などにするのが一般的です。

それともう一つ、「活け〆」という方法を用いた魚も活魚の範囲に入ります。具体的には死後硬直までの状態のことで、生きている状態の鮮度が保たれています。

「鮮魚」とは、死後硬直から腐敗に至る前までの状態を指します。

死後硬直は魚の大きさにもよりますが、早ければ10分位で始まり、何十キロもあるようなものでなければ恐らく2時間以内には始まります。

死後硬直が持続する時間も違いはありますが、適切な保存をすればだいたい10時間前後は続くといわれます。このとき刺身で食べるとこりこりした歯ごたえが楽しめます。

魚によっては、活け〆した日より次の日か、もしくは数日経過したほうがおいしい、などと言われますが、それは死後硬直が終わり熟成期間が始まりうまみ成分のイノシン酸が出るからです。もちろん活け〆した後は適切な処理をして適切な保存をするということが前提です。

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一度食べても数週間後に再収穫が可能な豆苗の魅力

流行の新芽野菜・「スプラウト」

何時ごろからでしょうか、スプラウトと呼ばれる新芽野菜が注目されだしたのは?

新芽野菜といえば、まず思い浮かぶのは「もやし」だと思います。その後だいぶ経ってから「貝割れ大根」が注目され、その後「ブロッコリースプラウト」や「蕎麦の新芽」「アルファルファ」、などが出てきたと思います。

私の中で一番印象に残るのは「貝割れ大根」でしょうか。今の10代20代前半の人たちは印象が薄いと思いますが、たしかO157という菌による集団食中毒です。

このときの厚生労働省の大臣である、前首相の菅さんが、「貝割れ大根が原因である可能性が否定できない・・・」などとの発言をして、大きな社会問題に発展しました。

その後、再調査か何かをして前言を撤回し、報道陣の前でわざとらしくおいしそうに食べて風評被害をできるだけ少なくする努力を必死にしていたような気がします。

その後だいぶたってから、ブロッコリースプラウトや蕎麦の新芽などの栄養素が注目されだし、今では立派な野菜の一つとしてスーパーの売り場の一角を数種類で占めています。

とうみょう

スプラウトの種類と栄養素

新芽野菜は今では様々な種類があります。代表的なものを取り上げ、それらに含まれるな栄養素を紹介してみたいと思います。

ブロッコリーの新芽

スルフォラファンという抗酸化物質がブロッコリーの20倍も含まれているそうです。しかも、その効果が3日間も持続するというからすごいと思います。

カイワレ大根

各種ビタミン、ミネラルが成長した大根より多く含まれます。辛味成分である「イソチオシアネート」には抗酸化作用があるといわれます。

蕎麦の新芽

蕎麦にはルチンというプリフェノールが含まれます。これには、毛細血管を強くする作用や、血圧を下げる作用があります。かけそばなどでは水溶性のため汁に出てしまうのですが、新芽はそのまま食べますから無駄なく摂取できます。

アルファルファ

これはもやしの一種で、主に牧草として育てられているようです。ビタミンC、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれていて、高血圧や肥満、便秘、痛風等に有効とされます。

赤ラディッシュの新芽

赤い色の大根の新芽野菜です。カルシウム、マグネシウム、ビタミンA・Cが豊富に含まれます。

発芽大豆

ギャバ(GABA)と呼ばれるγーアミノ酪酸が含まれているのが特徴です。これはアミノ酸の一種で、脳内に多く存在する抑制性神経伝達物質です。又、フラボノイドの一種イソフラボンも含まれています。

豆苗

エンドウ豆の新芽です。ビタミンEやビタミンK、葉酸やビタミンC、β-カロテンなどが一般的な緑黄色野菜より豊富に含まれています。

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バナナがダイエットに向いているその理由とは

バナナの生産世界一はエクアドルやフィリピンではない

バナナというとフィリピンとかエクアドルなどがイメージされると思います。

何しろ、どこのスーパーに行って見ても大体がフィリピン産ですから、それは仕方ことだと思います。恐らく、日本が輸入しているバナナの量の中ではフィリピンが最も多いのかもしれません。

では生産量で世界一はどこかといえば、なんとインドなのです。それに次いで中国、フィリピンは3位なのです。

しかも1位のインドは世界の生産量の30%強を占めているほどの量を生産しています。

2位が中国というのも少しおどろきです。バナナは熱帯の果物ですから赤道の南北30度位までが主力産地となり、エクアドルやタンザニア、ブラジル、インドネシアなどが上位に来ているのですが、それをも上回る量を生産しているのです。

 

バナナの種類

通常出回っているバナナは「ジャイアント・キャベンディッシュ」というもので、フィリピンバナナがこれにあたります。

フィリピンバナナに似ているのが「エクアドルバナナ」で「グラネイン」という品種が多いようです。見た目にはフィリピンバナナと見分けは付きません。

フィリピンから輸入しているものには、「モンキーバナナ」もあります。これは長さが7~9cmほどの小型バナナです。他にも「モラード」と呼ばれる茶褐色のバナナや沖縄や奄美で作られている「島バナナ」があります。

 

バナナに含まれる栄養素の特徴

まずバナナに含まれる栄養素とその量を見てみましょう。

下記に成分表は、可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 86  1,1  0,2  22,5  微量  360  6  27  0,3   0,2

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 5  0,05  0,04  26  16  0  1,1  0

これだけを見てもそれほど気になる点は感じないのですが、他のフルーツと比較した場合、際立っているのは炭水化物です。

バナナに含まれる糖質(炭水化物)、100g中22,5mgというのは果物の中ではトップクラスなのです。この糖質もブドウ糖、果糖、ショ糖などの種類が含まれているため、その糖質の種類によりエネルギーに変換されるスピードが速かったり、また持続性もあるのです。

おそらく、このようなことから朝ご飯のかわりとしてはバナナが良いなどと言われているのだと思います。

食物繊維も比較的多く含まれていますから、糖質が消化される速度を緩やかにすることから、ご飯のかわりになるような腹持ちを実現しているのだと思われます。

 


 

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バナナを食べて痩せるのか?

バナナダイエットとして知られているのは、朝ご飯をバナナ2本程度と水にするという「朝バナナダイエット」です。中には何本食べても効果があるとしているものもありました。

一時期テレビのバラエティ番組でその効果が紹介されたことから、だいぶ注目され反響があったようです。その放送があってしばらくの間はスーパーでバナナが売り切れ状態が続いたそうです。

たしかに上の成分表を見てみると、カロリーは86kcalしかありません。これは、主食とする米やパンなどと比較すると大分低い数字になります。

ちなみに食パンは264kcal、米は168kcalあります。

なおかつバナナには食物繊維も含まれていることから、ダイエットに有効だというものです。

 

あれ?米やパンには食物繊維入っていなかったですかね?

では精米とパンに含まれる栄養成分も見て見ることにしましょう。

ごはん(精白米)

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 168  2,5  0,3   37,1  1  29  3  34   0,1   0,7 

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,02  0,012  3   0  0  0,3  0

 

食パン

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 264  9,3  4,4   46,7  500  97  295  83   0,6   0,8 

 

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,07  0,04  32   0  0  2,3  1,3

確かに精白米と比較すると、カロリーが少ないわりには食物繊維は多く含まれています。しかし食パンと比較するとカロリーは3分の1程度ですが、食物繊維も半分程度です。

ご飯も玄米入りのものにしたり、全粒粉のパンにするなどの工夫をすれば、食物繊維は何倍にもなります。

朝は1日に必要とされるカロリーを補給する必要がありますからかなり大事な食事になります。たしかに、朝ご飯をバナナにすれば、カロリーからいったら体重は減少すると思います。

しかし、この程度の栄養補給では、体重減少と同時に仕事の効率も減少してしまうかもしれませんね。

ちなみに、成人が1日に活動するのに最低限必要とするカロリーは1500kcalだそうです。その3分の1の500kcalを朝ごはんで摂る必要があるといわれます。

 

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天然物のきのこは今が旬。実は大半のきのこ類は栽培物!?

きのこの旬

きのこの旬といえば秋・・・これは当たり前ですから今更いうこともないでしょう。

日本には天然のきのことして、毒のあるものも含めると4000種類以上も自生しているといわれます。そのうちの半分以上が名前も付けてもらえない、かわいそうなきのこなのです。

名前をつけてもらっているきのこは約2000種位で、そのうちの1割程度の200種が食べることができるきのこだそうです。しかも、おいしく食べることができるかということで選ぶと、わずかに70種位になるそうです。

ということは、数千種類もあるきのこ類といえども、食べられるきのこを調べておししそうなのを数十種類覚えておけば、野生のきのこ狩りにも行けるようになるでしょう。

ちょっと脱線しましたが、旬の話に戻しましょう。

栽培されているきのこは1年中手に入ります。それは、室内で温度や湿度を最適な状況に管理しているからです。野生のきのこはというと、やはり湿度や気温の影響を受けます。

特に雨量が多い時期に発生することが多いですから、種類によっては夏の6月から7月あたりでも生えてくるのです。

 

人工栽培のきのこはどの程度あるのか

この時期(秋)ちょっと紅葉などを見にドライブに行くと、山の峠のような場所で、いかにも「山のきのこ」を販売しているというような簡易的な売店を時々見ることがあります。他には道の駅でも売っているかもしれません。

天然物ということが売り文句なのですが、売っているきのこを見るといつも思います。・・・本当なのかな?

 

実際どの程度の種類のきのこが人口栽培できるのでしょう。

その辺をちょっと調べてみると、どうやら食用きのこの約70%以上で人工栽培は可能だそうです。しかも、今後もそのへんの研究続けられますから、栽培可能なきのこは更に増えていくそうです。

かつて、マイタケや本シメジは人口栽培はできないと言われてきました。それが今では1年を通じてスーパーなどの食料品店で手に入れることができます。

高級きのことして知られる「マツタケ」もかなり昔から人工栽培に挑戦している個人や企業がいるのですが、今のところ成功してはいません。それも今後の研究の結果次第では、比較的早い時期に店頭に並ぶのかもしれません。


 

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きのこに含まれる栄養成分とその効果

きのこ類には、ビタミン類、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。

特に食物繊維はさつまいもにも劣らないほどの量が含まれていることから、血中コレステロールを下げることができ、動脈硬化の予防に効果的です。

食物繊維は便秘を解消するのにも有効ですから、大腸がんを予防する効果も期待できます。

又、βグルカンが含まれていることから「癌」の予防に有効だということは昔から言われています。ただ、癌が治ったと言う話は、少なくとも私の周りでは聞いたことはないので、あくまで予防に有効ということなのでしょう。

ダイエットには有効だと思います。なんといっても、きのこ類は低エネルギーですし、先で記載したように食物繊維による便秘解消効果がありますから。

 

きのこの効果的な食べ方

しめじはパスタや鍋物やすると、一度の食事で多くの量を食べることができます。

しいたけは、干すことによりビタミンDが増えます。また、機械干しより天日干しのほうがビタミンが豊富に含まれます。

しいたけに含まれるエリタデニンという成分が、コレステロールの上昇を抑制する効果がありますから、肉料理の付け合せに有効です。

 

きのこの選び方

きのこ類は全般的に表面に傷がなく、張りがあるものを選びましょう。傘が開きすぎているものも良くありません。

肉厚で色が濃いものがおいしいとされます。生のきのこは傘の裏側に白い膜があるものがよく、干したものは裏が黄色いものが良質です。

しいたけなどは軸が太いものが良いものです。しめじでは、傘が小ぶりで張りがあり、色が濃いものを選ぶようにしましょう。

折れているようなものや、一部が欠けているようなものも避けるようにします。

 

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牡蠣が美味しい季節

牡蠣が美味しい季節がすぐそこまで来ています。

牡蠣は鍋にしてもいいですし、フライやクリーム煮等でもおいしい食材です。特にこれからの時期は「土手鍋」なんかで一杯やるのがたまらないんじゃないでしょうか。

牡蠣には「真牡蠣」と「岩牡蠣」があります。通常出回っているのが真牡蠣で、冬になればどこのスーパーでも見受けられます。

牡蠣の旬といえば冬のイメージがあるのですが、それは真牡蠣のほうで、岩牡蠣は夏が旬となります。何回も食べたわけではないので良く覚えてないのですが、岩牡蠣は真牡蠣に比べ、殻も身も大きく食べ応えがありますし、味も濃かったような気がしますが、ただ、値段が高いのが難点ですね。スーパーでもたしか一個500円位したと思います。

真牡蠣はだいたい11月ごろから味が良くなると言われ、産卵期である夏場の前、春ごろが最もおいしくなるようです。魚介類は何をとってみてもだいたいが、この産卵前が一番美味しくなる時期だと思います。

一般的には卵が大きくなるにつれ、卵に栄養をとられ身が痩せていきますから、身自体はあまり美味しくありません。ただ、イサキのように卵が大きくなってもそれほど身の味が落ちない魚介もあります。

真牡蠣の場合も夏場の産卵時期は痩せてくるのですが、その他にも食べない理由としては、夏場は毒素を持つプランクトンの繁殖が活発になり、プランクトンを食べている牡蠣は食中毒を起す可能性があるからです。

ただ、夏でも食べられる岩牡蠣は有毒プランクトンがいない環境で育ちますから問題なく食べることができます。

 

牡蠣に含まれる栄養素

海のミルクといわれる牡蠣ですが、牡蠣には多くの栄養素が詰まっています。

多種類のビタミンやミネラルが含まれているのですが、その中でも「亜鉛」の含有量は抜きに出ています。又エネルギー代謝に必要なグリコーゲンは冬と夏では10倍もの差があるといわれます。・・・もちろん冬が多くなります。

鉄分も含まれていますので、ビタミンCとともに摂れば吸収がよくなります。そのため、生牡蠣をレモン汁で食べるのは極めて効率が良い食べ方の一つです。

効能としては、疲労回復効果、味覚の細胞形成、免疫機能や男性に生殖機能の維持などがあげられます。

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